今年もやってまいりました武の井スターゲイザー!夏っぽい見た目のお酒ですがリリースは2月。そうか、冬の星空なんだ。だけど飲んだのは春…少し申し訳ない気持ちになりつつあまり気にせず(笑)今年も楽しみたいと思います。
香りは7号酵母らしさを出した柑橘を思わせる酸のあるものが品よく感じられます。含んでみると、とても瑞々しくて綺麗な、食事を引き立たせる酒質。爽やかさと澄み渡る透明感に舌を巻くこと必至。
ドライで淡麗なお酒なのかと思いきや絶対的にそういうわけでもなく、旨みが膨らむというよりは酸味によって消えたり現れたりしつつ単体でも楽しめる程度にあります。酸を感じながら最後はしっかりめの苦味でゆっくり終わって行くので香りと相まってライムのような印象があります。
ひとごこちのお酒って強すぎないから個人的に1番好きな酒米かもしれません。
流星群のような星空というよりは、なんでもない日に灯りのない山梨の山中で観るような、暗い場所で観るとしっかり観られる夜空のよう。ド派手ではないけれども、じっくり観ているとブワーっといつまでも余韻が続くのは星空と似ていますね。今年も美味しかった〜