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光栄菊SNOW CRESCENT さがびより原酒生酒無濾過
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気付けば3本目の光栄菊。 今回はスノウ・クレッセントです。スノウ・クレッセントは2本目ですが、最初のは山田錦で、今回はさがびより。お米違いです。 さがびよりははじめましてなので調べてみたら、酒造好適米ではなく飯米なのですね。蔵の再建に携わった大工さんのお家で育てたさがびよりがおいしいので酒米に使うことになったという経緯だそうです。 2本を直接飲み比べたわけではないですが、同銘柄だけあって味の系統は同じに感じました。上澄みだけ味わうと、ガス感のあるフレッシュな飲み口で、甘味、酸味と同時に樽香のようなウッディな雰囲気あり。そこに余韻の苦味が加わるとまるでグレープフルーツスカッシュのような味わいです。 澱を絡めるとお米の旨みと乳酸感が加わり、味にまろやかさが出ると同時に、より複雑で奥行きのある味わいに変化します。 今回も味の要素を確かめるように味わっていたら四合瓶がもうすぐで空いてしまうところでした。次は一升瓶で買った方が良いかもしれませんね。 ※グラスの中は水です。
醸す森純米大吟醸純米大吟醸
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2本目の醸す森 純米大吟醸。 飲んだ瞬間においしい。難しいことを抜きに、直感的においしい。これが一番好きかもしれない。 前回はうすにごりと知らずに上澄みばかり飲んでしまいましたが、今回は上澄みは1杯だけ。その後は澱を混ぜでいただきました。 桃やパイナップルなどのミックスフルーツにヨーグルトを添えて食べたような味わい。まるで飲むデザート。 優しいガス感が甘さの中に爽やかさを添えてくれるので、飲んだ直後に次のひとくちが欲しくなる。つい飲みすぎてしまう困ったお酒でもあります。 次は純米吟醸も試してみようと思います。 ※グラスの中は水です。
amayadori特別本醸造原酒生酒
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amayadoriのプロトタイプ3連作もこれでついに3本目。タイトルは「祝祭」。 これまでの「天泣」「宿雨」とは違い、雨のニュアンスがない言葉。晴れやかな言葉と雨のイメージのコントラストが織りなすノスタルジックな心象風景。 味わいはこれまでの2本と同じ方向性で、フルーティでスッキリ。祝祭は甘味が軽やかで、青い果物の爽やかさも感じられます。その後に訪れるスッキリ感は天泣に近いが、天泣ほどアルコール感が強くなく辛すぎない。 後味は天泣の複雑さはなく、宿雨に似た綺麗さでフェードアウトしてくれる。天泣と宿雨の良いところ取りのイメージ。 それぞれの個性が違うところを見ると、天泣と宿雨で両極端なあ味わいにチャレンジしておいて、その中から正解を導き出そうとしているようにも感じられます。 吟醸酒のような新しい本醸造酒。祝祭ですでに実現したように思えますが、これまでの3連作はあくまでもプロトタイプであり、今後完成版が出るのか。 完成版リリースの際は、もう一度プロトタイプ3作を手に入れて同時に飲み比べをしてみたいと思います。
amayadori宿雨 -prototype-特別本醸造原酒生酒無濾過
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吟醸酒のような新しい本醸造酒「amayadori」のprototype3連作の2作目、宿雨。 宿雨とは連日降り続く雨、または前夜から降り続ける雨を表す言葉だそうです。天泣に続いて雨にまつわる綺麗な言葉のネーミングです。ラベルのイラストはそんな降り続く雨を窓辺で眺めているシーンでしょうか。 この宿雨は天泣と同じく特別本醸造の無濾過生原酒。2本をグラスに注いで並べると、見た目は全く一緒です。味の系統も似ていますが、飲み比べると違いがはっきりとします。 口に含むと甘味と酸味があってフルーティなのはどちらも同じですが、天泣がパイナップル系の強い甘みを感じたのに対して、宿雨は裏ラベルにもある通り完熟みかんのような雰囲気。 早めに訪れるキレのある余韻も似ていますが、宿雨は天泣ほどの辛さはなく、丸くて優しいのでよりジューシーさを感じます。苦味、渋味の複雑な後味の天泣に対して、酸味でスッと綺麗な後味の宿雨。 傾向の違いはあれど、どちらもトレンド感があっておいしいお酒だと思いました。個性のある天泣とやや洗練された宿雨という印象です。こうなると、3作目の祝祭がどんなお酒なのか、今から飲み比べが楽しみです。
amayadori天泣 -prototype-特別本醸造原酒生酒無濾過
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ネーミングとラベルに惹かれて購入したamayadori。 おいしい本醸造のお酒の開発のために作られたプロトタイプ3パターンのうちの1本とのこと。こちらはプロトタイプ1号で、サブタイトルは「天泣」。意味は上空に雲がなく晴れているのに雨が降ることを表すようです。なんて綺麗な言葉。 スペックは特別本醸造無濾過生原酒。 栓を開けた瞬間、甘いフルーティな香りが広がります。お酒は生原酒らしい照りのある淡黄色。口に含むと柔らかなテクスチャで、味は甘やかで酸味もありフルーティ。 しっとりとしたフルーツを思わせる芳醇な甘みを感じさせながら、直後にスッキリとした辛めの余韻が訪れます。余韻の中に苦味やわずかな渋味もあり、味わいの深さを感じます。 このスッキリとした余韻が本醸造ゆえの味わいなのでしょうか。甘さと辛さが違和感なく調和していて、とても美味しいお酒だと感じます。 おいしい本醸造のお酒=純米のようなお酒ではなく、純米とは違う本醸造ならではのおいしさのあるお酒と解釈しました。 他の2パターンのプロトタイプ、そして今後登場するであろう完成版が非常に楽しみです。 ※画像のグラスに入っているのは水です。
あたごのまつはるこい 純米吟醸純米吟醸生酒にごり酒
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美味しくてリピート購入した「はるこい」をいただきました。 1本目より綺麗なピンク色で、冷蔵庫で数日保管しておいても全く沈殿しませんでした。 味は同じで、相変わらずの美味しさ。今回もいちご×クリームチーズの生ハム巻きで鬼ペアリングを楽しみました。やっぱり最高です。 沈殿が起きないくらい綺麗に混ざっているので舌触りがとても滑らかでした。1本目で感じたドロっとした感じもなく、均一でシルキーな口当たり。ガス感も1本目ほど強くなかったです。 今回の方が完成度が高く、きっと本来のクオリティなのだと思いますが、個人的には1本目の荒い感じも好きでした。素材を味わっている感覚。そういえば、米粒の残留も1本目の方が圧倒的に多かったです。口に残る米粒がいちごのつぶつぶのようで、よりいちご感があったように感じます。 同じ年の同じお酒でもこれほど差があるのは発見でした。1本目が2月、2本目が3月の瓶詰めなので、1カ月の時間の差なのか、タンクごとの差なのか、いつも同じではないところが逆に魅力的に思えます。 そんなところも含めて2本目を買って大正解でした。
コタロー
Horiさん、初めまして!いつもレビュー参考にさせて頂いています✨私も先日こちら頂いたのですが、時期?タンク?で結構違うのですね🤔とても美味しかったのでHoriさんの感想見てまた飲みたくなりました😊
Hori
コタローさん、はじめまして!コメントありがとうございます😊 今思ったのですが、1本目は買ってから飲むまで1ヶ月近く寝かせていたので、その影響もあるかもしれません💦 今日3本目を仕入れてきました😋
光栄菊アナスタシアグリーン原酒生酒無濾過
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2本目の光栄菊は爽やかなラベルのアナスタシアグリーン。スノウ・クレッセントが美味しかったので、光栄菊は見つけたら買うことにしました。 ラベルのイメージ通りのフレッシュな飲み口。スノウ・クレッセントのような苦味、渋味が少なく、フルーティでふくよかな甘みのある芳醇甘口な味わい。アルコール13%で飲みやすい。 スノウ・クレッセントに感じたのと同じ樽香のようなウッディな雰囲気があり、トレンド寄りの味わいながら他のお酒にはない個性になっている。この香りがあることで、甘さと酸味のある酒でも難なく和食にも馴染みます。 光栄菊は次の一本も確保済みなので、また新たな経験ができるのが楽しみです。
Beau Michelleスノーファンタジー原酒生酒にごり酒
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初めてのボーミッシェルは冬季限定のスノーファンタジー。 もう春酒の季節ですが、雪の予報が出るほど寒いので再び冬酒です。 うすにごりですが、まずは上澄みをひとくち。唾液腺がキュンとなるほどの甘酸っぱさです。ラベルの色のイメージに引っ張られているのか、日本酒を飲んだはずなのにリンゴジュースを飲んだと錯覚してしまいます。 苦味や渋味は全く感じず、日本酒らしさは皆全くありません。アルコール度数も9%なので普段の日本酒より軽く飲めます。ブラインドで飲んで、これを日本酒という人はそうそういないと思います。 澱を混ぜでうすにごりで飲むとまた違った味わいになります。乳酸っぽさが加わり、まろやかで柔らかい味わいになることで、リンゴジュースからすりおろしリンゴに変身します。 飲み切ってしまうのはもったいないので途中でやめましたが、低アルコールの500mlなので普通に飲み切ってしまいそうです。
あたごのまつはるこい 純米吟醸純米吟醸生酒にごり酒
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雛祭りにぴったりのピンクのにごり酒。 あたごのまつのはるこいです。 定番人気の春酒ということで買っておきました。 赤色酵母によるピンクの澱が瓶の首元まで届いています。ここまで濃厚なにごり酒は初めてです。 蓋が飛ばないように慎重に開けて、ゆっくりと混ぜてグラスに注ぐと、グラスの中でもまだプクプクと大きな気泡を作ります。 ドロッとした飲み口は聞いていた通りいちごシェイクのよう。想像より甘くはありませんでしたが、色と口当たりに影響されてか、本当にいちごのような味を感じるのが不思議です。 サケラボトーキョーさんでおすすめしていたいちご&クリームチーズの生ハム巻きを作って合わせてみましたが、これが衝撃的にぴったり。生ハム巻きを食べて、途中ではるこいを口に入れると、シームレスに味がつながる。生ハム巻きの食感とお酒のテクスチャ、色のイメージ、甘酸っぱい味わい、何ならどちらも同じ味に感じるほどぴったりのペアリング。お酒に細かい米粒が残っていて、それがいちごの粒っぽいところまで似ています。 お酒単体も初めて経験するタイプでしたし、鬼ペアリングも体験できて、はるこい買ってよかったです。
日高見助六初桜 生酒純米大吟醸生酒
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3月3日雛祭りの日に発売された日高見の春酒。日高見はこれが初めての一本。 桜の舞う春らしいラベルの裏には「魚でやるなら日高見だっちゃ」の文言と共に「春の江戸前鮨 お勧め八貫」のイラストが描かれています。 ひとくち飲んだ感想は「思ったより甘い」でした。新潟生まれ(日本酒との出会いが新潟)の私は寿司に合うと聞くと辛口を想像してしまうので、甘さがあるのが意外に感じました。 生酒らしいフレッシュさがあり甘くて旨みたっぷりながらも、トレンドのフルーティでジューシーという方向性ではなく、しっかりとキレてくれるので後味はすっきり。単品でも十分に美味しいですが、このすっきり感は間違いなく食中にも向く味わいです。 合わせたのは江戸前鮨ではなく雛祭りのちらし寿司でしたが、一緒にいただいて納得。 お酒の甘さが寿司めしの甘味とドンピシャに合っていました。玉子焼きや煮穴子の甘味ともぴったり。それでいてしっかりキレてくれるので、マグロや鯛などのお刺身とも相性良し。刻みのりの風味さえ引き立ててくれているように感じました。 さすが、寿司との相性抜群と聞く日高見のお酒。辛口の定番酒もぜひ味わってみたいです。
総乃寒菊愛山50 -Red Diamond-純米大吟醸生酒無濾過
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寒菊銘醸のOccationalシリーズの愛山50。 寒菊はOCEAN 99シリーズを追いかけ中ですが、Occationalシリーズはこれが初めてです。 直前に開栓した大嶺でも味わった愛山ですが、この愛山50を飲んだ瞬間に「あ、寒菊だ」と感じました。 もちろんOCEAN 99の銀海とも凪とも違う味なのですが、味わいの根底にある風味が共通しているように感じます。これが水の味、蔵の味なのでしょうか。 愛山の特徴なのか、大嶺と同じく甘みが強くてジューシーでとても美味しいお酒でした。 甘いだけで終わらず、ガス感と共に優しい酸味と微かな苦味で甘さの余韻を邪魔することなく口の中をスッキリさせてくれるのは寒菊銘醸の醸造技術のなせる業なのでしょうか。 実家が花農家で、子供の頃から電照菊を見ているので、Occationalシリーズの電照菊は是非とも飲んでみたいお酒の一本です。
大嶺3粒 火入れ 愛山
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いつか飲んでみたいと思っていた大嶺。 初の大嶺は3粒の火入れ愛山になりました。 SNSを見ていたら色々な酒蔵さんから一斉に愛山のお酒が発売されていて、気になって購入した一本です。 2月に愛山のお酒がリリースされるのには何か理由があるのでしょうか。 愛山について簡単に調べてみたところ、直前に飲んだ加茂錦の荷札酒に使われた短桿渡船と同じ系統の酒米ということが分かりました。生い立ちや今も栽培されている経緯など、知れば知るほど興味深い酒米です。 初めての大嶺なので他のスペックとの比較はできませんが、とてもジューシーでキレイな味わいのお酒でした。どうしても直前に飲んだ加茂錦との比較になってしまいますが、甘みや旨みの強さは同程度ながら、加茂錦より酸味、苦味の存在感があり、後口のアルコールが鼻に抜ける感覚もあって、全体的に引き締まってスッキリとした飲み口に感じました。 味わいのみならず、歴史的背景にも魅力のある愛山に愛山(マ)ニアと呼ばれる人がいるのも頷けます。 大嶺は加茂錦と同じく使用米のバリエーションがあり、季節酒も人気のようなので、今後も目が離せない銘柄になりました。
加茂錦荷札酒 短桿渡船 純米大吟醸純米大吟醸無濾過
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加茂錦の荷札酒。原料米は短桿渡船。 短桿渡船は初めて聞く名前ですが、調べたら雄町の子で山田錦の親に当たる品種だそう。酒米に詳しくない私でも雄町、山田錦は聞いたことがあります。 味わいはフルーティでジューシー。個人的に今まで飲んできた芳醇甘口のお酒のど真ん中といった印象です。薄黄色でわずかにとろみのあるテクスチャ。じっと見ていると細かな泡が現れます。生酒のようなフレッシュでフルーティな香りには爽やかさもあり、味は強めに甘みを感じさせながら酸味もあって軽やか。 初めて加茂錦に出会ったのは15年ほど前。転勤で新潟に住んでいた時でした。当時は荷札酒ではなく、新潟らしい淡麗辛口な食中酒のイメージでした。加茂に住む同僚の父上の常備酒だと聞いたことが印象に残っています。今も荷札酒以外に地元密着のお酒を作っているのでしょうか。 荷札酒も使用米のバリエーションがたくさんあるようなので、追いかけてみたくなる銘柄です。
麒麟山ぽたりぽたり<越淡麗>純米吟醸原酒生酒
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お気に入りの麒麟山のぽたりぽたり。 1月に飲んだ五百万石の米違いで、こちらは越淡麗で仕込んだ一本。 五百万石と同じく生酒らしいフレッシュな飲み口。とろみのあるテクスチャ。 1ヶ月以上の開きがあるので記憶があいまいですが、この越淡麗は五百万石より味が濃く感じます。米のネーミングから五百万石より更に淡麗な味わいを想像していましたが、逆に甘みが強く旨味も濃く感じました。 シャープなイメージの五百万石に対して丸みのある越淡麗という印象です。 来年はどうにかして2本同時に飲んで、答え合わせをしてみたいです。
麒麟山伝統辛口 原酒原酒
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麒麟山の伝辛原酒です。 アルコール度数は21%。 最初は5℃のストレートでいただきました。味わいは飲み慣れた伝統辛口ですが、濃さと力強さで飲み応えのある一本です。 晩酌には少し強すぎるのでおすすめのロックにしてみたところ、とても飲みやすくなりました。飲みやすくなるだけでなく、新しい楽しみ方の発見になりました。考えてみれば日本酒をロックで飲んだのはこれが初めてです。氷を入れることに対する抵抗が薄れました。 メーカーのウェブサイトでは炭酸水にレモンを絞った麒麟山サワーも勧められているので、次の機会に試してみようと思います。
光栄菊SNOW CRESCENT原酒生酒無濾過
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初めての光栄菊はグリーンボトルのスノウ・クレッセント。 開栓注意の下げ札に従い、蓋を押さえながら黒いキャップを開封。開封と同時に蓋が押し上げられ、シュッと勢い良くガスが漏れます。瓶の中には泡が立ち、炭酸飲料さながらです。 冷蔵庫で5℃に保管してそっと開けてもこれなので、下げ札を見ていなかったら蓋を天井まで飛ばしていたかも知れません。ガス感のある日本酒はいくつか飲んできましたが、ここまで強いのは初めてです。 味わいもこれまでのお酒にはない個性を感じました。 口に含むとグレープフルーツのような酸味でフレッシュ感あり。柑橘の皮や種を噛んだような苦味と渋味。鼻に抜ける樽香のようなウッディな香り。控えめな甘みにはっきりと感じるガス感も手伝って、さっぱりとした爽快な後味。それらがバラけることなくまとまっている。 「日本酒じゃないみたい」が美味しい日本酒の枕詞のようになっていますが、このスノウ・クレッセントは日本酒らしさもしっかり感じられるところが気に入りました。 経験したことのない興味深い味わいで、確かめるように何度も味わっていたらついつい飲みすぎてしまいました。
楽器正宗本醸造 中取り本醸造中取り
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楽器正宗の本醸造中取り。 初めての楽器正宗が別撰の本醸造中取りだったので、いずれ試したいと思っていた定番の緑ラベル。 別撰を飲んだのは1ヶ月以上前なので厳密な比較はできませんが、記憶にある別撰よりさっぱりとした印象を受けました。 当時は甘口のお酒に飲み慣れていなかったのもあるかもしれませんが、別撰はもっと甘みが強く余韻も長く感じたのに対して、この緑ラベルは口に含んだ瞬間は甘さを感じるものの引けが早く、さっぱりとした味わいに感じます。後味には苦味と酸味からくるチリチリとした辛さもあって、キレの良さも感じました。 ジューシーなフルーツ感もあってデザート感覚の別撰に対して、緑ラベルは食前、食中まで幅広く楽しめる万能酒といった印象です。
田酒純米吟醸 生 うすにごり純米吟醸生酒にごり酒
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初めての田酒は純米吟醸生うすにごり。 よく行く酒屋さんでお一人様1本までだったので購入。他の酒屋さんで見た時は2本目以降で購入可だったので諦めていました。 銘柄名やラベルの雰囲気からクラシカルな印象を持っていたのですが、飲んでみてガラッと印象が変わりました。 まずは上澄みを一口。不意打ちの甘み。 苦味や渋みを待ち受けていたので、甘みが強く感じられたのかも知れません。 澱を混ぜて飲んでみると、軽い渋みを伴いながら甘みと旨みが口に広がり、心地の良い苦味がそれを洗い流してくれる。 事前に見たレビューでは苦味が強いという評価も多かったが、自分はそこまで苦味を感じなかった。酸味、渋みも強すぎずバランスが良くて飲みやすい味わい。美味しさにあと少し、あと少しと尾を引き、気が付いたら四合瓶が半分以上なくなってしまっていました。 初めての田酒でしたが、購入制限が付くほど人気の理由が分かった気がします。
総乃寒菊OCEAN 99 凪 Spring misty純米大吟醸原酒生酒無濾過
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OCEAN 99シリーズ2本目の凪 Spring misty。 開けた瞬間にシュワっと泡が上がるガスの強さ。グラスに注いだ後もピチピチと泡が上がってきます。 前日に開栓した銀海 Departureと飲み比べてみましたが、味わいは別物。甘さもキレも銀海より優しく柔らかい印象。程よく酸味があってライチのようなフルーツ感も感じられました。 霞むような柔らかい日差しを思わせるほんのり甘いうすにごり。口の中でピチピチと弾ける気泡は輝く水面でしょうか。 余韻に感じる心地良い苦味が菜の花や蕗のとうを彷彿とさせるので、春爛漫というより寒さが緩んでかすかに春の気配が感じられる頃の情景が浮かびます。冬という長いトンネルを抜けて、ふと心が軽くなるあの瞬間。 テーマがあるお酒はどの味わいにどんな意味が込められているのか想像するのが楽しいですね。もちろん感じ方は十人十色ですが、作り手の思いを想像する時、目の前のお酒が人の手で作られたものだということを強く感じることができます。
総乃寒菊OCEAN 99 銀海 Departure純米吟醸原酒生酒無濾過
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総乃寒菊のOcean 99シリーズ。この銀海がDepartureの名の通りBYにおける始まりの一本と知り、遅ればせながら手に入れました。 ボトルやラベルから受ける印象から、淡くドライな味わいを想像していましたが、大きく外れました。しっかりと甘み、旨みがあって、生原酒らしいフレッシュ感も手伝って口に含んだ瞬間に美味しいと感じる味わいでした。直後に感じるキレの良さと鼻に抜けるアルコールの爽快感が冬晴れの青空をどこまでも飛んで行く白い飛行機のイメージと重なり、希望に満ちた清々しい気分を思い出させてくれました。 11月に出るであろう次の白銀海まで、この銀海から始まる今年のOcean 99シリーズを味わい尽くす使命感のようなものが芽生えました。