Hori
産土の山田錦 五農醸をいただきました。
山田錦の五農醸はこれが2本目です。
2023年度の五農醸を飲んだ時は木桶の存在感はほとんど無く、二農醸より少しだけ複雑な味わいという印象に留まりました。この経験が、私の中で農醸が増えても味はあまり変わらないという認識に繋がったのですが、今日限りで改めなければいけません。今年度の五農醸は私でもはっきりと違いを感じ取ることができました。
開けた瞬間から感じる木桶らしいウッディな香り。外観は二農醸よりわずかに黄色みがあるでしょうか。味わいのベースはいつもと同じですが、木桶の香りが加わり、二農醸より複雑濃厚な味わいに仕上がっているように感じました。
正直、無農薬、無肥料による違いを感じ取れる自信はないので、私にとっては木桶醸造になる五農醸が味わいの上でのひとつの節目になるだろうと思っていました。2023年度にはできなかった仮説の立証が今回やっとできました。
新たな十二階位を見ると、五六七あたりが味わいに大きく影響がありそうです。個人的に一番楽しみなのは七農醸です。
それより上の階位は味わいの変化より、環境や文化の再生、保存の意味合いが強いでしょうか。