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信州亀齢純米吟醸 山田錦純米吟醸原酒生酒無濾過
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信州亀齢の純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒をいただきました。 先日、上田市の岡崎酒造さんに行って何本か買ってくることができたので、ストックしていたお酒を飲み進めて行きます。 この純米吟醸 山田錦も数ヶ月前に初めて岡崎酒造さんに訪れた際に購入した思い出の一本です。 個人的に、信州亀齢は特別個性のある味わいには感じないので、最初に飲んだときは確かに美味しいけど正直なところハマるほどではないかと思っていました でも、2本3本と飲んでいるうちに徐々に他では替えがきかない美味しさがあると気付き、上田まで買いに行くほどのファンになりました。 純米吟醸 山田錦はこれが2本目でしたが、酒蔵まで行って買ったという特別感からなのか、1本目より美味しく感じました。 決して特徴的な味わいではないけれど、端正で綺麗で優等生的なイメージの信州亀齢。なかなか出会う機会は少ないですが、今後も買える機会があれば必ず買いたいお酒です。
花邑純米吟醸 秋田酒こまち純米吟醸生酒
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花邑の純米吟醸 秋田酒こまちをいただきました。 なかなか出会えない四合瓶で、しかも初めての生酒です。 ぴちぴちのフレッシュとは真逆の滑らかなとろみのあるテクスチャで、ツヤツヤと輝くような外観です。 味わいは果実のような甘やかさと深い旨みがあって雑味なし。 これまで飲んだ純米酒 陸羽田と純米大吟醸 山田錦は後半にカッと来るアルコール感とキリッとした辛みがありましたが、この秋田酒こまちにはそれがなく、最後まで旨みに浸っていられる優しい味わいです。 花邑は一升瓶しか作っていないお酒もあるようですが、家飲み派としてはもう少し四合瓶を増やしていただけると嬉しいところです。
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みむろ杉の夏純をいただきました。 7月の最終日。連日暑くて夏真っ盛りですが、夏をお盆までとするとあと半月、立秋までとするならあと一週間しかないことに気付きました。 というわけで、慌てて夏酒を開栓。 みむろ杉 夏純は我が家の夏酒の定番です。 私の行動範囲にみむろ杉を置いている酒屋さんが少ないので、いつも手に入れるのに苦労します。 日本酒らしいフルーティな旨みを感じさせながらも淡麗で、みむろ杉らしいすっきりとした綺麗な味わい。夏酒にも色々ありますが、これは夏の暑い日に飲むのが正解の夏酒です。枝豆や冷奴など、夏のおつまみとも相性ぴったりです。 早くも来年が恋しくなる美味しさでした。
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産土の穂増 五農醸をいただきました。 穂増のお酒はこれが初めてです。 ストックが多くなりすぎて、不本意ながら購入から4か月の氷点下保存を経ての開栓です。 時間は経っていましたが、開栓時はシュッと勢い良くガスが吹き出す元気の良さでした。グラスに注ぐと泡が立ち、飲んでもシュワシュワと感じる発泡感です。 味わいはいつもの産土らしい美味しさですが、飲み慣れた山田錦に比べて味わいが濃くて力強い印象です。 山田錦がぶどう、香子がベリー系フルーツのニュアンスを感じたように、穂増はメロンやマスカットのような緑のフルーツを彷彿とさせる味わいがあります。 夏酒ではないですが、シュワっと微炭酸の低アルなので、暑かった日の締めくくりにぴったりでした。 山田錦、香子、穂増と飲んで、改めて産土はどれを飲んでも美味しいと確信しました。
冩楽純米吟醸 赤磐雄町純米吟醸
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冩樂の純米吟醸 赤磐雄町を開栓しました。 希少な赤磐産雄町を100%使用した特別な一本です。同時発売の備前雄町との飲み比べも考えたのですが、ストックを少しでも減らさないといけないので我慢しました。 備前雄町ではなく赤磐雄町を選んだのは、酒屋の店員さんに相談したら赤磐雄町を勧められたからです。 冩樂は今までうすにごりとおりがらみしか飲んだことがなかったので、澄酒はこれが初めてです。初めて見る冩樂の澄酒は滑らかで艶やかなテクスチャ。香りは特別強いタイプではないようです。 飲むと果実感のある甘みと力強い旨み。ほのかな苦味とアルコール感が複雑さをもたらして、奥深い味わいを織りなしています。 いつも思いますが、甘旨フルーティに全振りしていないところに冩樂らしい硬派な酒造りを感じます。 冩樂は年間を通して多種多様なラベルが登場するので、うすにごりとおりがらみ以外にも今後気になったものは積極的に飲んでみたいと思います。
信州亀齢純米吟醸 稲倉の棚田ひとごこち純米吟醸
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信州亀齢の純米吟醸 稲倉の棚田ひとごこちをいただきました。上田の岡崎酒造さんで買った思い出の一本です。 上田市にある稲倉の棚田は日本棚田百選にも選ばれている絶景スポットです。棚田ではお米を作るだけでなく、自治体や地域の企業等が参加して周辺環境の保全を行い、農業関係の体験イベントやお祭りの開催、キャンプ場の開設など、地域の観光資源としても重要な役割を果たしているようです。 この棚田の保全に岡崎酒造さんも深く関わっているようでして、このお酒に使われているひとごこちもこの棚田で栽培されたものです。 信州亀齢のお酒らしく、フルーティで雑味のない洗練された美味しさです。インパクトのあるタイプではなく、端正で上品な印象を受けます。キリッとしたアルコール感によるキレがあり、またスッと鼻に抜けるアルコールが香りを一層華やかに感じさせます。 今回飲んだのは火入れですが、来年はタイミングが合えば緑ボトルの生酒を飲んでみたいです。
ジェイ&ノビィ
Horiさん、こんにちは😃 我々は以前岡崎さん行った時に運良く生の緑ボトルをゲットできました!また長野酒旅行きたいなー🥹
Hori
ジェイ&ノビィさん、コメントありがとうございます😊 棚田の生、羨ましいです!次に上田に行くときは稲倉の棚田まで足を運んでみようと思います🌾
大嶺3粒 夏のおとずれ
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大嶺の夏のおとずれをいただきました。 購入してからずっと開栓するタイミングを伺っていましたが、梅雨明けしたので満を持しての登場です。 味わいが好きなことに加えて、ボトルのデザインも購入のポイントになる私にとっては必買の一本です。 昨年と同じく青りんごを彷彿とさせる爽やかな味わい。仕込み水由来のミネラル感も相まって輪郭のあるシャキッとした飲み口で、キンキンに冷やすといくらでも飲めてしまいそうな飲みやすさです。 今年はたくさん造ってくださったのか、しばらく酒屋さんの冷蔵庫に並んでいたので、もう一本買っておけばよかったと後悔です。
山三純米吟醸 金紋錦純米吟醸原酒生酒無濾過
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山三の純米吟醸 金紋錦をいただきました。 山三はこれが2本目です。1本目はうすにごりだったので澄酒はこれが初めてです。 しっかりフルーティな香りからの、ギュッと濃い味わい。爽やかさも感じられたうすにごりとは違い、甘み旨み酸味が凝縮されていて、完熟した果物を丸かじりしたようなジューシーな飲み口です。 ラベルの色に引っ張られているのか、ぶどうのニュアンスを強く感じます。濃醇な味わいながら後半は苦味から来るキレ感もあるので飲み飽きすることはありません。 人気が出るにつれて買いづらくなってきていますが、出会えば必買のお気に入り銘柄になりました。
花陽浴純米大吟醸 雄町純米大吟醸原酒生酒無濾過
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花陽浴の純米大吟醸 雄町をいただきました。 久しぶりの花陽浴です。 3月に買ったのですがもったいなくて開けられず、4か月経ってようやく開栓できました。 開けた瞬間の華やかな香り。パイナップルのような甘酸っぱさに深い旨み。花陽浴らしさ満点の美味しさです。 あまりの美味しさに、やっぱり開けなければよかったと後悔する始末。開けたら飲まなければいけないし、飲んだらなくなってしまいます。 最近、花陽浴以外にももったいなくて開けられないお酒が増えてきました。それが冷蔵庫のキャパを圧迫しているので、順次開けて行こうと思います。 現状、常に冷蔵庫が満員なので、今から新酒の時期までにできれば20本くらい減らしたいと思っています。
ソガペール エ フィスヌメロシス ドメーヌイケダロット生酛原酒生酒
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今期2本目のソガペールエフィスをいただきました。 ワイナリーの造るお酒なので、ワインボトルにコルク栓というスタイルです。ワインと同じ750ml入りなのが嬉しいポイントです。 前回飲んだのは1号酵母のヌメロアン、今回は6号酵母のヌメロシスです。 シスは幸運なことにノーマルロットとイケダロットの2本購入することができました。今回先に開栓したのは池田農園の美山錦を使ったイケダロットです。 裏ラベルによると「2024池田米は例年以上にタイトでスレンダーな魔性系。生酛と絶妙なマリアージュを遂げ媚酒と化します。」とのことです。購入時に両方とも試飲したのですが、確かにイケダは少し線が細くシャープ な印象、ノーマルの方がややふくよかさがあって丸みを感じる味わいでした。 ソガペールエフィスは製造元が指定した品質保証期間があり、それを超えると「超マニアックな香り、味わい」になる可能性があるのですが、今回は氷点下保存で期限を2か月過ぎての開栓でした。試飲の時より味わいが円やかになり、若さ故の青臭さが穏やかになった印象です。生酛らしい複雑な味わいがより深まり、まさに媚酒という表現がぴったりな一本になりました。
川鶴オリーブ 活性にごり 春ラベルにごり酒発泡
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川鶴オリーブの活性にごり春ラベルをいただきました。 香川県産の酒造好適米「オオセト」を使い、小豆島のオリーブから採取されたさぬきオリーブ酵母で醸された一本です。 4月にいただいた紺色ラベルの活性にごりの姉妹品で、冬リリースの紺ラベルより澱を減らして氷温貯蔵を経て蔵出しされるうすにごりの春酒だそうです。 瓶内発酵の強発泡は紺ラベルと同等ですが、澱が少ないためか紺ラベルでは10分以上かかった開栓が春ラベルは5分程度で済みました。 飲み口は紺ラベルと同じくシュワッシュワで炭酸飲料並みのガス感です。うすにごりらしいシルキーなテクスチャで、お米の柔らかい旨みと甘み。ピチピチと弾ける泡が爽快で清涼感があって、クリームソーダやカルピスソーダに例えられるのも納得の味わいです。 9度の低アルで飲みやすく、甘くてシュワシュワなので大きめのグラスでグビグビと飲みたくなります。 原料、製法は日本酒ですが、日本酒を飲んでいるという感覚ではありません。ですが、飲み物としてとても完成度が高く、万人が美味しいと思える飲み物ではないかと思います。 (我が家の春酒はようやくこれが最後でした。)
光栄菊黄昏オレンジ原酒生酒無濾過
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光栄菊の黄昏オレンジをいただきました。 (個人的に)贅沢にも2本続けて光栄菊です。 去年もいただきましたが、去年よりオレンジ感がアップしているように感じました。 フレッシュな甘みと酸味のバランスがオレンジそのものですし、飲み込んだ後に鼻に抜ける香りがもう信じられないくらいオレンジです。 柑橘らしさを感じるお酒は色々あって、レモンやライム、グレープフルーツっぽいのはたまに出会いますが、オレンジを感じるのはこの黄昏オレンジ以外にまだ知りません。 限定品でこれのうすにごりが出ていたようですが、気付いた時には時すでに遅し。次に出たら絶対に手に入れたいです。
光栄菊Noon Crescent原酒生酒無濾過にごり酒
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光栄菊のヌーン・クレッセントをいただきました。今期初登場の新商品です。 ネーミングとうすにごりなところを見ると、私の愛してやまないスノウ・クレッセントの夏バージョン的なポジションでしょうか。光栄菊では初となる吟風が使われていて、佐賀県オリジナルの「佐賀はがくれ酵母」によって醸されているそうです。 購入順で言えば飲むのはまだまだ先になる予定だったのですが、箱根旅行で美味しいおつまみを買ってきたのと、日中があまりにも暑くて爽快なお酒を欲していたので、大幅繰上げで開けてしまいました。 栓が飛んでもおかしくないほどの気圧を感じながら開栓すると、瓶の中でシュワシュワと泡が立ちます。グラスに注いでも炭酸飲料のような泡立ち。香りはラムネのような清涼感です。 ひと口飲んだら衝撃的な美味しさ。梨やメロンのような果実感にうすにごりのたっぷりな旨み。強めのガス感と爽やかな苦みがあって、ゴクゴクと喉で飲んでしまいたい美味しさです。 飲んだ時の私のコンディションも影響しているかもしれませんが、これまでの全てのお酒の中でもトップクラスに美味しいと感じるお酒でした。 一本しか買わなかったことが悔やまれます。
ジェイ&ノビィ
Horiさん、こんばんは😃 コチラの新作光栄菊さん!買えなかったんですー😫ベストワンの一本🏆これは絶対に飲みたいです‼️
Hori
ジェイ&ノビィさん、コメントありがとうございます! 私の好みど真ん中すぎて、飲む手が止まりませんでした💦本当に美味しいので、機会があればぜひ飲んでみてください その後なんとか2本買うことができました😊
御湖鶴純米吟醸 山恵錦純米吟醸原酒生酒無濾過
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初めての御湖鶴は山恵錦の純米吟醸です。 長野のお酒が気になり始めた3月に、用事があって訪れた長野県で購入した一本です。 御湖鶴は2017年に一度廃業した蔵を新体制で再スタートさせた比較的新しい酒蔵さんです。日本酒王国福島県の企業がオーナーというのも興味深い点です。 長野県のお酒というと、最近飲んだ信州亀齢と山三がどちらかと言えば軽くて線の細い味わいだったのに対して、この御湖鶴はグッと濃い味わいで飲み応えのあるタイプです。 ジューシー感のある濃醇な甘さと、奥行きを感じる複雑味。後半は苦みもあって、アルコールのスッキリ感でキレもある、噂通りの旨酒です。 ラベルも気に入っていて、普遍的な日本酒のラベルのイメージを踏襲しつつ、色使いや金の箔文字で現代的な雰囲気が表現されているように感じます。書いていて思いましたが、味わいも正にその通りで、モダンな部分とクラシカルな部分がうまく折衷された絶妙なバランス感です。 酒米違いや、私の大好きな活性にごり酒も出ているようなので、これからもお世話になる銘柄になりそうです。
信州亀齢純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒純米吟醸原酒生酒無濾過
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信州亀齢の純米吟醸 山田錦をいただきました。 やっとの思いで買ったお酒なのでずっと開けるのを躊躇していましたが、思い切って開けてしまいました。 以前いただいた純米大吟醸 美山錦(銀亀)と系統は似ていて、とにかく雑味や癖がなく、素直で綺麗な味わいです。山田錦のお酒らしい優しい甘み旨みを感じますがボリュームは抑えめで線が細く、味の要素ひとつひとつがクリアに感じ取れるような透明感です。 飲み込むのに一切の抵抗がなく、身体に染み込むように喉を通る感覚も銀亀と同じです。 余韻も清らかで、苦みや辛みが際立つこともなく、綺麗なままフェードアウトして行きます。 単体で飲んでももちろん美味しいですが、食事の邪魔になるような癖がないので、幅広く食中酒としても楽しめそうです。 信州亀齢はこれからも買える機会があれば積極的に買って飲みたい銘柄です。
総乃寒菊Ocean 99 空海 -Inflight-純米吟醸原酒無濾過
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寒菊のOcean 99 空海をいただきました。 先日は別誂の生でしたが、こちらは通常版の一度火入です。 同じお酒の生と火入れが同時に手に入る機会はそうそうないので、もちろん両方並べて飲み比べをしてみました。 結果から言うと、ブラインドで試してもすぐに分かるくらい別誂の方が甘くて味が濃くジューシーに感じます。 もちろん、別誂の方も空海のコンセプトである初夏の九十九里上空を飛んで行く飛行機のような爽やかさを持ったお酒です。生酒と言えどもそこを逸脱するほどの違いはないのですが、通常版の火入れはより軽やかで透明感の高い味わいでした。 個人的に直感で美味しいと感じるのは別誂で、コンセプトに合っていると感じるのは通常版という感想です。 甘くてフレッシュでジューシーな寒菊は他にたくさんあるので、それを求めるならこの別誂を買う必要はないのかもしれません。 空海の醍醐味でもある初夏の青空のような爽やかさを楽しむのなら間違いなく通常版です。 並べて飲み比べて初めて分かる程度の違いですが、その違いを感じることができたのは良い経験になりました。 今後も機会があれば試してみたいと思います。
総乃寒菊空海 -Inflight- [別誂]純米吟醸原酒生酒無濾過
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寒菊のOcean 99 空海をいただきました。 Ocean 99シリーズ夏の三部作の先鋒で、初夏の九十九里上空を飛んで行く飛行機をイメージした、爽やかで軽やかな飲み口の一本です。 今年はそんな空海の別誂をお迎えすることができました。通常の空海が無濾過一度火入原酒のところ、別誂は無濾過生原酒となっています。 この別誂は名古屋の酒販店、酒泉洞堀一さんが頒布会用に注文したものなのですが、諸事情で一般発売もされたので頒布会に申し込みをしていない私でもお溢れに預かることができたという訳です。 飲んでみると、去年飲んだ空海を思い出すスッキリとした味わいです。生だからといって味わいがガラッと変わるわけではなく、生でも空海は空海でした。一度火入と生の違いは去年の剣愛山 50でも経験していますが、同じように違いは大きくはありませんでした。 冷静に考えればどちらか一方だけ買えば良いのですが、同じお酒の火入れと生の違いを比べられる機会は稀なのでつい両方買ってしまいます。 もちろん今回も通常版を一緒に買ってあるので、どこまで同じでどこが違うのか、後日並べて比べてみたいと思います。
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射美のブラックをいただきました。 低精白のお米のことを酒造りでは黒い米と呼ぶそうで、精米歩合80%の超低精白米を使用したチャレンジングなこのお酒にピッタリのネーミングです。 裏ラベルの記載によると、ブラックは10年ぶりに造られたそうです。決して思い通りの出来上がりではなかったとのことですが、思い通りではないというところに逆に興味を惹かれました。 グラスに注いだ外観はやや黄色みがあって、完全にクリアでもなければ濁っているわけではなく、少しモヤがかかったような感じです。香りはいつもの射美の雰囲気。口に含んだ第一印象も甘みが主体のいつも通りの印象ですが、その直後に押し寄せる苦味、辛みが低精白ならではの雑味なのでしょうか。更に玄米のような香ばしい穀物感が、確かなお米の存在感を感じさせてくれます。 野生みのある無骨なこのお酒を飲むと、普段飲んでいるお酒がどれだけ洗練された味わいなのかを再認識することができます。また、酒造りにおける精白の意義など色々なことを考える良い機会になりました。 酒蔵さんにとっては思い通りのお酒ではなかったのかも知れませんが、個人的には良い経験をさせていただきました。
みむろ杉華きゅん純米吟醸原酒生酒無濾過おりがらみ
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もう夏ですが、ようやく華きゅんの順番が回ってきました。 春酒の中でも発売が比較的遅めで、尚且つ買うのに時間がかかってしまったので、ここまでずれ込んでしまいました。 開栓した瞬間に瓶内がシュワーっと泡立ちます。柔らかく濁ったお酒をグラスに注ぐとピチピチと泡が弾けて、早く飲んでくれとアピールしてきます。 堪らず一口飲むと、シュワ感のある口当たりにおりがらみらしいお米の穀物感。旨みが強くてほんのり甘く、角がない穏やかな酸味が優しい味わいにまとめ上げています。 お酒の神様が祀られた三輪の地で造られたお酒という先入観もあるのか、味わいが清らかで嫌なところがなく、何の抵抗もなく喉を通っていきます。 余韻の最後にほんのり感じる苦味が次の一口への呼び水となって、飲む手が止まりません。更に13度の低アルコールと、ついグビグビと飲んでしまいたくなる喉越しの良さで、気付けば短時間で半分以上飲んでしまっていました。 華きゅんは去年も飲みましたが、今年飲んで初めてこのお酒の凄さを実感したかも知れません。菩提酛に軸足が移りつつある今西酒造さんですが、ろまんシリーズも変わらず供給していただきたいです。
総乃寒菊壽限無 -Hazy moon-純米大吟醸原酒生酒無濾過おりがらみ
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楽しみにしていた寒菊の新作、壽限無です。 購入から3ヶ月近く経ってやっと順番が回ってきました。 壽限無は福岡県産の希少米「壽限無」を使用した純米大吟醸だそうです。コンセプトは春の月見酒ということで、春酒らしくおりがらみ仕上げになっています。 開栓時は栓が飛ぶほどではありませんが、プシューと勢い良くガスが吹き出したのでガス圧はかなり高かったのでしょう。グラスに注いでもシュワーと泡が立つガスの強さです。 飲むとピッチピチの泡に苦味を効かせたすっきり感のある味わい。そこにおりがらみならではの乳酸感や複雑さ、ふくよかさが加わって旨みを感じさせる設計でしょうか。秋リリースの赤電照菊と同じ雰囲気の味わいです。 全力の甘旨ジューシーではないからだと思いますが、寒菊らしくないという感想や初めての酒米だから仕方がない的な意見まで見かけましたが、そもそも狙っているところが違うのだと思います。仕込み水由来のニュアンスはいつも通りですし、赤電照菊との共通点もあるので紛れもなく寒菊らしさのある美味しいお酒だと感じました。 今後この方向性のお酒が増えるとすると、もう一度寒菊を通年で追いかけることになりそうです。
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