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さけのわ飲んだ日本酒を記録して好みの日本酒を見つける
susansusan
実家は新潟、関東在住。30代半ばの男。日本酒が好き。 十数年新潟の酒ばかり飲んできたが、秋田の酒に浮気中。東北、甲信越にも浮気エリアを拡大中。 夜な夜な肴を作りつつ、タバコをふかしつつ、燗をつけつつ、台所の換気扇の下で過ごすのが幸せ。豆電球1つで過ごす夜。四合瓶2、3本抱えて恍惚。 山菜は山に登り採る。スーパーでは買わない主義。

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越前純米吟醸酒 ときしらず 特別熟成酒純米吟醸
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susan
先ずは冷酒 オレンジの豆電球の下でも分かる澄んだ黄色。木造の雪室の香りは知らないが、きっとこんな香りだろう 飲む。典型的な氷室熟成香と築60年の木造納屋の香り。薄い酸味。さらりと水のようだが一癖ある。飲み込むと、鼻から抜ける青白い雪 次は45℃ 率直な感想は、「新潟クラシックな吟醸」。湿った何かを炙ったような深み 飲む。酸味と香ばしさ。水っぽさが強いせいか、甘味は意識しないと感じない。飲み込むと、舌元に残るトゲのある酸 次は55℃ 酸と木。木の品種は分からない 飲む。非常に複雑な芳醇さ。百千の要素。香木の焚火近くで飲む甘茶。上手く捉えられない 飲み込むと、さっぱり酸っぱく香ばしく奥深い。表現できない 最後に65℃ 静かな夕方。台所の換気扇から排出された晩飯の香りが、辺りの家々から炊き出る。蒸気の向こうに赤紫の空 飲む。酸味。香ばしさ。懐かしく複雑な風味。甘く捉えられない。滑らかなとろみ。飲み込むと、、、ダメだ。捉えられない。 複雑な酒。掴みどころが見つからない。否、あるにはあるのだが、捕まえられない私の味覚音痴 リピートは恐らくしないだろう。私にとって思考し過ぎてしまう
みむろ杉純米吟醸 山田錦純米吟醸
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先ずは冷酒 酸味のある杉香。静かに澄んで、森の奥をぼーっと眺めているような気分になる 飲む。水のようにスタートし、フレッシュな甘酸っぱさ。マスカットの皮のような渋み。雪解けのように淡く消えていく。飲み込むと、柔らかく消えていく 次は45℃ 深い深いアルコール。杉香 飲む。僅かな苦味と酸味。湧水のような柔らかさ。芳醇な辛口。飲み込むと、舌上に心地よく残る苦味 次は55℃ 煮詰めた水飴。ムチムチだがエロくはない 飲む。するりと口内へ入り、芳醇な酸味と甘味を口内に撒き散らす。鼻腔に抜けるほろ苦さ。飲み込むと、さっぱりとした酸味が口内に残る 最後に65℃ 炙った杉。みむろ杉というブランド名をよく表している。 飲む。酸味と味醂のような甘味。水っぽく、少しダレた印象。飲み込むと、薄い酸味 個人的に酸味が強く感じた。水のような辛口と酸味の組み合わせは個人的に合わないようだ。昨日飲んだ夏純のほうが好みだ。 この酒自体はリピートしないが、他スペック品は試すだろう
みむろ杉夏純 山田錦純米
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先ずは冷酒 冷たく固い石。早朝の雨の後、冷たく澄んだ空気。やや魚香。夏純とはこういう意味だったのか!この景色を私は知っている気がする 飲む。呼吸するようにスムーズ。淡く甘いが一瞬で消える潔さ。飲み込むと、辛口と甘口の中間。すぐに消えてしまう。良し 次に45℃ ミルクキャラメルのよう。少し酸味 飲む。ゆるりと柔らかい。非常に柔らかい。一瞬香ばしさが鼻腔を満たすが、すぐに消える。淡い綿。栗皮ミルキーな苦味。飲み込むと、キレの良い苦味。淡い 次は55℃ 酸味のある砂糖多めのホットミルク。飲んだことはないが、ヤギ乳ホットミルクはこんな風味だろう 飲む。鼻腔に立ち上る香りが極めて芳醇。香り同様、酸味とミルキー感が際立つ。やや香ばしく、甘酸っぱい。飲み込むと残る柔らかな酸味 最後に65℃ 杉の酸っぱさ。発酵した乳製品 飲む、するりと口内へ。際立つ酸味とそれが際立たせる甘味。飲み込むと、少し物足りなさを残して喉を下る ふと思ったが、奈良の酒はミルキー感が特徴なのだろうか?他の都道府県では感じない要素だと思う。 夏を感じたいなら冷酒〜45℃が良いだろう とりあえずもう1種試してみよう
風の森無濾過無加水 岡山県産雄町80原酒生酒無濾過
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先ずは冷酒 米糠と、やや石油香。澄んだ落ち着き 飲む。シュワッ、ピリリ。みずみずしいさくらんぼの甘さ。パインの皮付近。ゆるりするりと口内を走り回り、心地よい苦味と渋みを振りまく。飲み込むと、芳醇ながら辛口のキレ。渋みで奥歯がきしむ 次は45℃ 雨でジメジメの深い森。ミルキーな香ばしさ。森の向こう、一筋の光が霧を裂く 飲む。さくらんぼのラム酒漬けを加熱したような芳醇さが鼻腔を満たす。まったりした甘味。痺れるような苦味。飲み込むと、喉元にどっしりとアルコール。苦味のある余韻がしばらく続く 次は55℃ 米糠、醪。醸し香 飲む。さらりと口内へ。澄んだ香ばしさと苦味。飲み込むと、舌全体を総舐めするようにゆっくりと喉を下っていく。口内に心残りがあるのだろうか? 最後に65℃ 煮詰めたように濃厚なミルキー感。ミルキーはママの味だが、どこかパパ感 飲む。何の抵抗もなく口内へ。甘く渋く、香りがそのまま風味になっている。飲み込むと感じる酸味。苦味を伴った風味が急速に収束していく 素直に旨い 甘い酒は食中酒に合わないと思っている自分は間違っていた 一年を通して、是非定期的に試させていただきたい
南部美人雄町純米酒 オリガラミ生原酒純米原酒生酒おりがらみ
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先ずは冷酒 活きのいい昭和のラムネ 飲む。とろりと重たい。発行したラムネのように爽やかな風味。酸味とほら苦さは極僅か。飲み込むと、喉奥にじっとりとアルコール由来の甘さ 次は45℃ 強いアルコール感。奥深い米 飲む。いきなり辛い。さらりと苦い。濁酒のような甘さだが、それは控えめ。舌上にどっしりと居座るコク。飲み込むと、喉から鼻腔にかけて満たされるアルコール感 次は55℃ 雪の降る中開催されたさいの神。無造作につけられた燗酒が振る舞われる 飲む。甘い。田舎作りの濁酒のように重厚な甘さ。これでもかと立つ香ばしさ。角がない。飲み込むと、重たい苦味と微かな渋み。後味に乗る酸味 最後に65℃ 米香の向こう側は、あたり一面アルコール! 飲む。ゆるりと口内へ侵入。強烈な香ばしさ。次いで強烈な甘さ。飲み込むと、舌元に残る酸味。甘酸っぱさ モダン2割、クラシック8割の、The 酒。度数18度は飲み慣れていないといささか強烈だろう この酒が好きな人は、新潟の地元向けクラシックな吟醸酒を好むだろう。勝手な憶測だ リピートの予定は今のところなし。 酒蔵に怒られそうだが、料理酒としても超一級だと思う。
南部美人美山錦純米酒 オリガラミ生原酒 雄三スペシャル純米原酒生酒おりがらみ
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先ずは冷酒 春の固い石。澄んだ空気 飲む。ややピリリ。少しの酸と渋み。直後、じっとりとした甘味。パイナップルやキウイの要素も感じる。飲み込むと、水のような風味と少しの酸 次は45℃ 黒い炭のように潔い。奥深くにまだ開いていない香りが眠っている気がする 飲む。ゆるりと口内へ。柔らかい苦味が先行。針葉樹を焼いたような香ばしさ。苦味が強まり口内を引き締める。飲み込むと、どっしりとした辛口が口内をさっぱりと洗う 次は55℃ 森の奥へ誘われるような深さ 飲む。調和。酸、香ばしさ、コク、苦味、甘さがほぼ同時に調和。飲み込むと、酸と苦味が後味を引き締める。酔いしれる 最後に65℃ 深い。戻って来られないと錯覚するほど深い 飲む。香ばしいが、焼き藁のそれとは若干異なる。酸味はやや強い。ミルキー系のコク。飲み込むと、舌元をキュッと引き締める酸味 55℃〜の素晴らしさ。旨い。 酸が私には強すぎる。一般的には普通のレベルかもしれないが。 今後継続的にリピートはしないだろうが、同ブランドをあと一本は試してみよう。結論付けるにはまだ早すぎる
伯楽星特別純米特別純米
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susan
まずは冷酒 さくらんぼヨーグルトがあったなら、きっとこんな香り 飲む。わずかにピリリ。次に優しい甘さが次第に増してくる。南国フルーツ系の風味もするが、具体的な果実名は捉えることが出来なかった。少しの苦味。飲み込むと、喉を引き締めるような、爽やかな苦味 次は45℃ 良い意味で土臭さと乳臭さ 飲む。口に含むとやや荒っぽいが、それが良い。強めのアルコールと、やや酸の立った甘さ。鼻腔を満たす焼き藁。飲み込むと、辛口の苦味。自然に昇華する香り 次は55℃ 徹底的に澄んだ空気。早朝の田舎で、自分以外に起きているのは近所の農家だけ。彼は前日に切り落とした枝を燃やしている 飲む。ゆるりと口内へ。はっきりと感じる米。超高温で短時間で炊いた米。香ばしい。飲み込むと、口内に残る米。少しの酸味 最後に65℃ 乳白色な辛口 飲む。さらりと香ばしい。酸とクリーミーさ。甘さと苦味を舌元で感じる。探し求めれば求めるほど奥深い。飲み込むと、清らかな水と少しの酸 純米吟醸で感じられた「伯」と「星」はかなり抑えらた分、米が全面に出る 好みの問題だが、私は純米吟醸の方が好みだ。 伯楽星、何種類か試さずにはいられない
風の森無濾過無加水 奈良県産秋津穂65原酒生酒無濾過
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susan
まずは冷酒 完熟のキウイ 飲む。ピリリではなく、シュワッ。完熟甘々なのに爽快感があり、嫌らしさがない。風の森というネーミングが風味を良く表している。飲み込むと、天然蜂蜜がポタリと落ちるように喉を降りていった 次は45℃ 澄んだ香り。針葉樹林の中で佇むよう。米香が開く 飲む。ピリリ。次いでとろみ。どっしり。転がすほどに甘味深く、少しの苦味も顔を出す。飲み込むと、喉奥にポッと明かりが灯ったように、深緑の香りが立つ。心が落ち着く 次は55℃ 牛乳のミルキーさ。ミルキーはママの味。砂糖多めのホットミルク。 飲む。ゆるりと口内へ侵入し、焼き藁の香ばしさを醸す。甘く苦く、少しの酸味も出てきた。飲み込むと、素朴な甘さとほろ苦さが舌元に張り付く。後味はミルキー 最後は65℃ 極甘ホットミルク 飲むと。さらり。焼き藁。その直後、そのまんまホットミルク。乳臭さすら感じるほど。飲み込むと、じっとりとした甘味と苦味で奥歯がきしむ 旨い。甘いのに食中酒もイケる。 個人的に55℃が素晴らしく好み。 風の森、あと何品目か試してみよう。 高温で現れるミルキー感は私にとって非常に興味深い
やまとしずく山廃純米酒純米山廃
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susan
一升瓶。王冠に刻みが入っていて開けやすいのが嬉しい まずは冷や 無垢材。澄んだ雫 飲む。静か。切りたての材木。みずみずしい木の中心部を囓って溢れ出た樹液。木の品種は分からない。私はカブトムシになったのだろうか?甘く柔らかな、まさに雫。飲み込むと、少しの苦味がしばらく口内に鎮座する。 夏の早朝、これを一杯引っ掛けてカブトムシ採集に出かけたら、あの日の自分に戻れるのではないだろうか? 次に45℃ 杉っぽい酸 飲む。やや炙った杉香が膨らむ。控えめなコク。苦味。山廃らしい。香り高い淡麗辛口。飲み込むと、一瞬クリーミーさが現れすぐに消えた。その後は、ほろ苦さの残る良い「酒」 次は55℃ 田舎の湿った畳 飲む。控えめな倒木香。やや強め且心地よいアルコール感。全体的に焼いた小麦粉のクリーミー感のベール。飲み込むと、全てが均一に昇華。 最後に65℃ 湿った倒木の中心部に住んでいるよう 飲む。やや炙った藁。少しの甘さとコク。良い意味でベーシックな酒。飲み込むと、余韻少なく消えていく 特徴的なカブトムシ系の香りと、あっさり山廃。 リピートは考えていないが、妙に気になる酒ではある。
伯楽星純米吟醸純米吟醸
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まずは冷酒 さくらんぼの香り。次にブルーベリーヨーグルト。 飲む。水のように口に入り、まずは酸。次いで杏子の甘さとコク。飲み込むと、一瞬だけ煮詰めたような強烈な甘さが現れ消える。少しの苦味とともに口内サッパリ。綺麗な芳醇辛口 次は45℃ 少しの酸を含むフレッシュな新米の香り。クリーミーさもある。 飲む。優しく美しい。無色透明ではなく、熟れたアケビのように透けるような白さ。甘さは抑えられ、苦味がどっしりと舌に鎮座する。飲み込むと、心地よい苦味がグラデーションのように消えていく 次は55℃ 小麦粉のクリーミーさ。深夜にしんしんと降る雪の静けさ。澄んだ空気。 飲む。全てが無に帰した。全てが調和。私が求めていた一つの完成系。「究極の食中酒」はこの温度が真骨頂。嫌いな人はいないのではないだろうか?感涙。 最後に65℃ 焼き藁の香ばしさ。これでもかと米が立つ。 飲む。ツンとしたアルコール。その後は水。綺麗過ぎる。消える。里芋の葉に集まった朝露はきっとこんな風味だろう 伯楽星の「伯」と「星」は燗で容易に理解できる。 リピート?しますします! 私の今後の「楽」は静かに確約された。
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まずは冷酒 杉樽と檜。森林伐採直後の山斜面の香り。 飲む。みずみずしい甘さ。ぼんたん飴のように優しく懐かしい甘さ。少しのぴりり。シルキー。飲み込むと、優しさが立ち昇る 次は45℃ 杉香がますます立つ。奥にターメリックのようなスパイシーさを感じる 飲む。優しい。鼻腔を満たすコク。次いで、かなり強めの苦味。飲み込むと、舌下全体に残る強い苦味。淡麗でも濃醇でも辛口でも甘口でもない、不思議な感覚。上燗でここまで化ける酒も珍しい 次は55℃ 濃い杉香。埃を被った納屋のタンス 飲む。米。やや酸が立つ。コクもあり濃醇で、どっしりと渋み。杉ヤニを噛んでいるよう。 飲み込むと、苦味と少しの渋みが残る 最後に65℃ 納屋のタンスは埃に埋もれた 飲む。焼き藁の香ばしさとコク。しかしすぐに消えて無くなる。飲み込むと、深い深い米のコク 語ることが多すぎて500文字では足りない。温度によるぶっ飛んだ変化は何故だろう?埃とタンスの香りは、初めて経験した。懐かしく良い要素かも知れないが、私にとっては少し気になるオフフレーバー 非常に迷うがリピートはしないだろう。しかし菩提酛、もう一本試そうか?
susan
埃を被った納屋のタンスの香りの正体はお猪口だと判明した。最近手に入れたお猪口の台座の部分から発せられる匂いだった
鷹長菩提もと純米酒純米水酛
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まずは冷酒 黄色い金平糖。杉香。杏酒。花梨。 飲む。まず酸味。酸味が引き立てたように、次いで強烈な甘み。フレッシュかつ深くフルーティな甘さ。ベタ甘。ドライパイナップルやドライパパイヤを口いっぱいにほう張っているよう。 飲み込むと、舌元に残る強烈な甘さ。サトウキビを囓ったようだ 次いで45℃ 杉と檜。静かな深い甘さ。酸味も感じる。 飲む。とろみが増し、酸が立つ。そのせいか、より甘さが強烈に。 飲み込むと、口内から喉にかけて張り付くような甘さ 次は55℃ 杉は蒸され、内部の水分がモワッと蒸気になった。 飲む。45℃とほとんど変化なし。全体的に香ばしさが増した程度。 飲み込むと、舌元にやや苦味を感じる 最後に65℃ 甘いアルコールがムンムン。炙った杉と酸 飲む。まず香ばしさ。次いで強めの酸。そして、ややクリーミーになった甘味。 飲み込むと、口中がベタ甘。喉奥に少しの辛さも感じる。 甘い、私にとって甘すぎる。食中酒としては非常に難しいと思う。 リピートはしないだろう。 しかし、はじめての菩提酛。これで嫌いにならずに、もう何品か試してみたい。 料理酒としては最高だろう。
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susan
まずは冷酒 静かに済んだ桃。パイナップル 飲む。ピリリ。すぐに柔らかい甘さ。パイナップル缶のシロップのよう。飲み込むと、程よい渋みが舌中央に残る 次は45度 パイナップルのフレッシュさが増した 飲む。優しく緩やかな甘味。ゆらりゆらりと身体が解ける。真夏の太陽で完熟しすぎて、香ばしさすら感じるパイナップル。しかし甘さは控えめ 飲み込むと、粉っぽい渋みを喉に残し、するりと降りていく 次は55℃ むっちりと煮詰まった。一丁前に米香を放ち、燻銀な貫禄 飲む。甘い。晩秋になる柿。酸も立ってきた。転がすとコクと心地よいアルコールが鼻腔を満たす。飲み込むと、一瞬爽やかな風味を感じたかと思えば、すぐに甘さと苦味へ転じる 最後は65℃ パイナップルのシロップを煮詰めたような甘さ。焼き藁の香ばしさ 飲む。甘く、香ばしい。とろみはなく、さらさらともしていない。ゆるりとしている。飲み込むと、舌元に残る酸味と苦味 私にとって55℃が一番美味しく感じた。ゆったりと安心して飲めるような。 しかしパイナップル系の甘みが強く、私にとって食中酒には難しと感じた。 おそらくリピートはしないだろう。
墨廼江純米吟醸 SoLiD うすにごり 生酒純米吟醸生酒
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susan
まずは冷酒 初めて飲んだ墨廼江を思い出す。冷たく固い石に滴った完熟果実の果汁 飲む。ピリリではなく、ジュワッ。完熟のイチゴやパイナップルの甘いコク。奥に焼き藁も隠れている。 飲み込むと、生ビールを一気飲みした後のような苦味と渋み 次は45℃ 深い米香と炭酸香 飲む。とろりと焼き藁の甘さ。すぐにさらりとスッキリ。やや淡麗の辛口。飲み込んだ直後、米感を含むアルコールが喉奥をカッと締める 次は55℃ 弱い香り。しかし鼻を研ぎ澄ますと、奥深くに盤石な米 飲む。酸が立つ。次いで米、コク、苦味、渋み。少しのシビレも感じる。焼き藁 飲み込む、舌元から喉を苦味とアルコールで締められた 最後は65℃ 55℃ではやや固かった香りが少し開く 飲む。焼き藁と田舎の畳。とろみは消え、変わらぬコク。苦味や渋みは抑えられた。飲み込むと、米の甘さと鼻腔を満たすアルコール 非常に良い酒。名前のSOLIDの意味が良く理解できる。Rice is Beautifulとは華やかな意味でなく、米本来の淡く優しい風味のことだろう リピートするつもりはないが、来年リピートしている気がする。日本人の心が欲する酒なんだと思う
雪の茅舎山廃 純米純米山廃
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susan
一升瓶 常温保存 まずは冷や 甘く優しく懐かしいラムネ。素晴らしい安定感。 飲む。アタックは山廃らしく心地よい酸。優しく熟成した醸造酢のよう。次いで清らかで綺麗で滑らかに甘い水。 飲み込むと、水飴の柔らかさと、心地よい柿渋 次は45℃ 甘く澄む。鼻の奥にはっきりと雪の藁葺き屋根 飲む。焼き藁の香ばしさと苦味とコク。抑えられた酸味。飲み込むと、舌元にから鼻腔にかけてどっしりとアルコール 次は55℃ 藁葺き屋根にしんしんと積もる雪。鼻の奥が痛くなるほどの寒さ 飲む。さいの神に参加しているような素晴らしく香ばしい藁とコク。次第に立つ酸。転がすと歯茎に感じる苦味。飲み込むと、卵黄のようなコクと苦味。少しの渋み 最後は65℃ 香りに酸が乗る。相変わらず雪は降り続く 飲む。とろりと甘い。香ばしいコク。苦味、酸味、渋みの順でフル面子が揃い踏み 飲み込むと、喉奥をどっしり降りていく煮詰めたような旨味。立つ酸味。程よいアルコール感 いつ飲んでも、何度飲んでも旨い。素晴らしい安定感。 ほんのわずかな差だが、5℃くらいで保存したものの方が好みだ。これからも飲み続けるのは確実だ。
菊姫吟醸あらばしり吟醸荒走り
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susan
以前に山廃純米が冴えなかったので、リベンジの意味で。1、2本飲んだ程度で、その酒蔵を嫌いになるのはもったいないと思う。 まずは冷酒で 固く冷たい石。味噌や醤油のような熟成香を感じる。 飲む。焼き柿の甘さと香ばしさ。熟した林檎。少しのとろみ。 飲み込むと、舌全体を優しく包み込むようなコク。歯茎に残る渋みが良い 次は45℃ 温泉の山美人!乳白の化粧香 飲む。優しい。乳白的優しさ。焼き藁の香ばしさ。飲み込むと一気に立つアルコールに、酒を飲んでいたことを思い出す 次は55℃ 固く冷たい石は神々しく存在感を増した 飲む。焼き藁の徹底的な香ばしさ。探すと見つかる甘さとコク。飲み込むと舌元に残る苦味と渋み 最後は65℃ 檜香。55℃からニュアンスは朧げながら感じていたが、やはり檜であった 飲む。檜、焼き藁の香ばしさと乳白色。飲み込むと、舌元にじっとりと残る苦味が良し 以前に飲んだ山廃純米限定酒よりも山廃らしさを感じた。あらばしりの荒々しさがそう感じさせるのだろうか? 旨い。好みの酒だ。 リピートしたいが、その前にこの酒蔵の他のラインナップをいくつか試したくもある。
susan
私は「あらばしり」の表示に弱い
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susan
昨日upの生酒と比較するために、同じ製造年月のものを入手した。 まずは冷や パイナップルの缶詰風味の淡い綿飴。薄荷のような爽やかさ 飲む。生酒に比べ、少し重たく、少し硬く、じっとりとした骨格を感じる。少しの酸味と飲み込んだ後の潔さ。良い意味での頑固さ。清流水の染み込んだ、角のない石 次は45℃ 米を主体にコンデンスミルクのような乳感 飲む。焼き藁の香ばしさ。この温度でここまで香ばしい酒は珍しいと思う。雪解け水を感じるコク。 口に含んでから飲み込むまで、一貫して辛口。淡麗とは少し違う気がする。 次は55℃ アルコールが膨らむ。乳感はやや粉っぽくなり、クリープのよう 飲む。重すぎない石。舌元に残る酸味。 飲み込むと、日光を浴びた信濃川の水。少しのコクと渋み、苔 最後は65℃ 澄んだ山廃純米。アルコールやや強め 飲む。米のふくよかさと、藁の香ばしさが素晴らしい。転がすと、小気味良く鼻腔に回るアルコール。益荒男に近いと思う。 飲み込むと、喉をコーティングするような苦味と渋み 旨い。が、私としては生酒の方が好みだ。 生酒をクラシックにした感じ。 次に飲むなら65℃の燗で楽しみたい。
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susan
生酒としてはほぼ流通がない酒。取り扱いは、国内1店舗のみ。飲めるのは最初で最後だろう まずは冷や アルコールが鼻を刺す。次いで、静かに澄んだ冷たさが鼻腔から肺までをも冷やす。しかし何故か暖かさを感じる 飲む。とろりと水飴。次いで缶詰のパイナップル。シロップは透明でベタ甘。熟れた柿の甘味とコク。 飲み込むと、春の山菜のようなほろ苦さ。舌元に残るコク 次は45℃ しんしんと降る雪の中の湯気。炊き立ての米か?吐息か? 飲む。ゆるりと滑らか。米感が膨らむ。アルコール18度だったのだと、ここで思い出す。 飲み込むと、舌元の苦味と強めのアルコール 次は55℃ アルコール感は少し弱まった。米の香り 飲む。一瞬、水と思わせ、油断したところを強烈なアルコールが襲う。淡麗辛口かつ芳醇。 飲み込むと、舌元に苦味だけが残る 最後は65℃ アルコールは抑えられ、米感が優勢 飲む。山廃のように重厚なニュアンス。炊き立ての米を飲んでいるよう。飲み込んだ後のコクと苦味、渋みが素晴らしい。 久しぶりの吟醸。旨い。 是非リピートしたいが、もう手に入ることはないだろう。 冷やと65℃の両極端で良さが爆発的する酒
〆張鶴しぼりたて生原酒原酒生酒
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susan
実家日本酒days 2021春 No.7 まずは冷酒 澄む。冬の車庫のように広がる石油香 飲む。ピリリ。杏と花梨の香。飲み込むと、じっとりと舌元にアルコール感が強い! 次は45℃の燗 アルコール臭が鼻に刺さる 飲む。アタックは優しくコクもあるが、すぐに焼酎のように強烈なアルコール。飲み込むと、喉にミリンを塗ったように甘い。 次は65℃の燗 より強烈なアルコール。 飲む。45℃と比べ唯一変わったのは、アタックの優しさ。ほんの少しのだけ和らいだ。しかし、その直後のアルコールがより強調される結果となる 飲み込んだ後も、相変わらず強烈なアルコール あくまで予想だが、気づいたことがある。 所謂淡麗辛口タイプの生原酒は、私にとっては苦手かもしれない。酒の香りや風味を感じる前に、アルコール臭を強く感じてしまう。 アルコールが弱ければ不満だし、強ければそれもまた不満。その度合いは気分や体調によっても日々変わるものだから難しい。 今のところリピートはしないだろう。
越乃景虎純米しぼりたて純米生酒
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susan
実家日本酒days 2021春 No.6 貰い物の景虎。昔はよく飲んだが、最近めっきり飲んでいなかった まずは冷酒 濃く、フレッシュなアルコール。鼻奥を刺されるよう。 飲む。パイナップルの酸味と杏の香り。飲み込むと、舌元に染み込んだように持続する焼酎漬けの柿。 次は45℃の燗 非常に濃い米。焼酎に近い。 飲む。柔らかい。乳白色のコク。 飲み込むと口中を満たすアルコール 55℃を飛ばして65℃の燗で 鼻を刺す焼酎。 飲む。米の甘みとコク。しかしキツい! 私の舌が焼酎漬けになってしまった。 親父と話すのに夢中でじっくり味わえなかったが、それもまた、良し。 個人的にかなりキツい酒。焼酎っぽさを意識的に感じてしまい、楽しむのが難しかった。 自らリピートはしないと思うが、また貰ったら楽しみたい。 私は景虎に当たり外れの幅が大きいイメージを持っている。今回はハズレを引いてしまったのだろうか?
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