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さけのわ飲んだ日本酒を記録して好みの日本酒を見つける
susansusan
実家は新潟、関東在住。30代半ばの男。日本酒が好き。 十数年新潟の酒ばかり飲んできたが、秋田の酒に浮気中。東北、甲信越にも浮気エリアを拡大中。 夜な夜な肴を作りつつ、タバコをふかしつつ、燗をつけつつ、台所の換気扇の下で過ごすのが幸せ。豆電球1つで過ごす夜。四合瓶2、3本抱えて恍惚。 山菜は山に登り採る。スーパーでは買わない主義。

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新政ヴィリジアン2020 別誂直汲純米生酛
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susan
先ずは冷酒 薄い空気と埃感 飲む。シュワぴり。新しい樽の風味。舌元に感じる酸味は乳酸菌系とは似て異なる。上手く捉えられない甘さ。酒を飲んだ後とは思えないほど軽い余韻。個人的にはもう少し酒っぽさがほしい 次は35℃ 香りにほとんど変化無し。埃感が僅かに増した程度か 飲む。冷酒では舌元でのみ感じた酸味が舌先にも感じるように。奥に甘さを持った苦味。冷酒に比べアルコール感をより感じるようになった。樽感と少しの苦渋な余韻 次に45℃ よりはっきりと樽香 飲む。甘さが淡い。名前の知らない中華系スパイス感。舌全体に痺れ。コクと渋み。何か良い要素があるのだが、上手く表現することができない。酸味の後引く余韻 最後に55℃ 樽。丸い丘 飲む。酸味からのスタート。少しして風味の膨らみを感じる。これまでの温度とは決定的に違う膨らみ感。意識すれば感じる酸味と樽。酸味とコクの柔らかな余韻 樽と木酛特有の酸味に終始する。日本酒を飲みたいと思った時、これを選ぶ必要はないかなと個人的には思う 煎り酒にしたら魅力が爆発的するような気がする
雪男堂押雪男純米吟醸生酒
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susan
浦佐の酒屋「金田屋」限定モデル 先ずは冷酒 内なるポテンシャルを秘めた静かさ 飲む。とろみ。田舎の冬の車庫。濃いnew classicな酒。かなりのどっりし系なのに落ち着く。奥に控えめな梨の風味。今までの人生とこれからを認められたような気分になる 次は35℃ 澄む。辺りには消えかけの水っぽい雪 飲む。とろみがサラサラに。苦味と芳醇さを兼ね備えた新潟クラシック。感動も落胆もなく、フラットに楽しめる晩酌酒 次に45℃ 風呂のようなフルーティさ 飲む。35℃に比べ、苦味がより盤石に。舌元に強いコク。ありのままの自分を、私は認めることができた 最後に55℃ 一気に酒っぽさが噴出。解き放たれた! 飲む。ワインでいうところの分厚くフルボディ。この濃厚さよ。濃い、強い、芳醇。通好みの酒だろう。最後の一杯に選ぶと、ぶっ倒れるかもしれない酒。しかし今や貴重な酒らしい酒! どっしりと酒を感じたい時に飲みたい。フルーティとか、酸味がどうとか、低アルコールとか。その辺とは無縁な、ザ・クラシックのやや甘な酒
久保田純米吟醸にごり純米吟醸にごり酒
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susan
先ずは冷酒 健気な粉っぽさ。にごり酒を飲んでいる喜びを感じる 飲む。従来のにごり酒の風味とは全く異なる。完熟の柑橘系の甘さ。とろん、且つサラサラ。甘いのに、肴を邪魔しない秀逸さよ!そして後味の潔さ 次は35℃ これは空気だ!わずかに米を感じる 飲む。にごり酒としてまとまりが出てきた。甘さそのままに、より濃厚に。酸味もプラスされ、盤石な渋み、苦味が顔を出す。初物の蕗のとうと合わせたが、春満開!花粉症は消えた! 次に45℃ 酸と米麹が立ってきた 飲む。味わいは冷酒に戻った。舌に残る米のコク、旨味がより盤石に。そして全体がより調和。大人の甘酒。心地よい控えめな苦味の余韻が素晴らしい 最後に55℃ 鼻の奥をツンとさせるにごり酒の芳醇さ 飲む。様々な要素の中で、酸味が一番際立っている。そしてそれが甘味を引き立たせる。旨い、甘い、にごり酒! 温度による違いは少なく、一貫して甘い。しかし肴を邪魔しないのが良い。感想は「New fresh にごり酒」
高千代新潟県内限定 純米酒純米
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susan
飲んだ感想をメモアプリに残していたが、サービスが終了後したようで全て消えてしまった なんてこった!!! 感想をほとんど覚えていないが、「普通に旨いな」とだけは覚えている
高千代新潟県内限定 無ろ過無加水 純米吟醸純米吟醸原酒無濾過
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susan
先ずは冷酒 フワッと香る果実香。熟れた柿のような甘味感 飲む。淡甘でスタート。甘さが膨れるかと思いきや、次第に収束していく。代わりに米の自然な旨味が立ってくる。飲み込むと、静かに苦く降りてゆく 次に35℃ 静かな雪。2月の朝 飲む。ゆるり苦キウイ。とろみ。トロピカルになりすぎず、米の旨味がしっかり残っている。飲み込むと、淡白な米のコク 次は45℃ 町内行事を控えた冬の午後のワクワク感 飲む。やや酸が立ってきた。コクと甘さが苦味にマスクされるが、探せば探すほど見つかってくれる。飲み込むと、香ばしさが嬉しい 最後に55℃ 一気に、酒!酒ってこんな香りだったな・・・最近忘れていたような気がする 飲む。もろみの甘さ。全体が煮詰まり、クラシックな雰囲気。米のコクと苦味が主となる。飲み込むと、三位一体の満足感! 45℃〜が個人的ベスト。やはり高千代、旨い。私はたかちよよりも高千代派だ ずっと飲んできた高千代ブランド。これからもそれは変わらないだろう
鶴齢特別純米 山田錦 ひやおろし特別純米ひやおろし
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susan
今年初ひやおろし!この喜びよ!! 先ずは冷酒 澄んだ冷たさが、秋を連想させる。喜び 飲む。水のような入り口に、一瞬戸惑う。しかしすぐ後にどっしりとした旨味!やはりひやおろしだと安心し、喜ぶ。初め淡くも、後どっしり。飲み込むと、苦味も現れサンマの内臓と合わせたら最高だろう 次に40℃ 米の旨味たっぷりな香り。奥にパイン。食欲の秋! 飲む。一気にいぶし銀な辛口純米に!金属系の酸味以外の要素は三位一体となる。探すと見つかる静かな旨味。後味は苦味さっぱりどっしり 次は50℃ 秋の森。杉の切り株に鎮座するような静けさ 飲む。三位一体感は変わらず、酸味が強まる。全体が引き締まり、その結果、コクと旨味が強調された。思わず眉がハの字! 最後に60℃ 上白糖たっぷりのホットミルク香 飲む。全体的に固くなった印象。そしてコク、旨味が盤石になった印象。上手く捉えられない。飲み込むと、ギラギラな酸と渋みを喉に感じた 個人的に40〜50℃がベスト。今年初のひやおろし、大変美味しゅうございました! 今まで通り、1年を通して購入させていただきます!!
春霞純米吟醸 六純米吟醸
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susan
先ずは冷酒 霜の降りた蒸し藁。冷たい 飲む。水、砂糖控えめレモンスカッシュ。微かな苦味がスタートから次第に強まっていく。飲み込むと、圧倒的コク。初めて感じるニュアンス。大はしゃぎではなく、静かに込み上げる嬉しさ。いい酒! 次は35℃ 米そのもの。米俵に入った米 飲む。ピリリ酸味からスタート。次第に甘く、苦味も強まる。夏の終わりの寂しさ。あれほとしんどそうな顔をして汗をかいていたのに、なぜ寂しい?飲み込むと、辛口と旨口が共存している 次に45℃ 焦した綿飴の香り。ややミルキー 飲む。米、焼き藁。とろみがついてきた。鼻腔に抜ける旨味と苦味の素晴らしいこと!眉毛がハの字だ。飲み込むと、米の旨味とコクで扁桃腺が腫れそうになる! 最後に55℃ ホットミルクの膜の香り 飲む。これはホットミルクだ。大人のホット酒ミルク。不思議と嫌な感じはしない。飲み込むと、静かな辛口。早朝、山に登り見る朝焼けを連想した 贅沢なことを言っているのは理解しているが、虜になるには何かが足りない気がする いい酒であることは間違いないのだが、リピートはしないだろう
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susan
先ずは冷酒 ブランド名とおり澄んだ泉。淡いパインシロップに、若いパイン果汁数滴 飲む。スカッシュ系の酸味パイン。炭酸の苦味。転がすほどに煮詰まり、まとまる。飲み込むと、どっしり爽やか、やや青いパイン 次は35℃ 香りに変化なし。やや柔らかくなったくらいか 飲む。味も殆ど変化なし。しかし砂糖なしの上質な葛湯のようなニュアンスを感じる。飲み込むと金属系の苦味。メタリック 次に45℃ 香りがほぼ消えた。微かな米 飲む。ゆるい淡い米。柔らかい。こんなに儚い米を感じたことはない。ふわふわのハンペンのよう。飲み込むと、これはぬるま湯だ!旨い 最後に55℃ 研ぎ澄まされたように澄む。やや金属系の酸 飲む。ゆるい!ゆるい!!ゆるい!!!そして淡い!この達観したような風味は日本酒の一つの完成系だと思う。次第に香ばしさが増し、飲み込んだ後のこの余韻よ!良し! 45℃から真価を発揮する酒。間違ってもタレ焼肉や明太マヨポテト等は合わせないで欲しい。飲む割烹料理 春霞は初めてだったが、あと1本純米吟醸を買ってある。さあ、どうでるか!?今から楽しみでならない!!!
天の戸純米大吟醸 夏田冬蔵 吟の精純米大吟醸
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susan
先ずは冷酒 みずみずしい果実感。名の通り、夏から冬へ移ろう季節感を感じる 飲む。霧の中の露。淡いパイン。淡い苦味。秋の夜中、静かに自分と向き合いたい。お気に入りの本を片手に。そんな情緒を邪魔しない酒。そっと寄り添ってくれるような優しい余韻 次は40℃ ずっと嗅いでいられる。幸せ 飲む。香ばしさと苦味。次第に米の旨味。飲み込むと、強調された甘みとコク。旨いには旨いのだが、天の戸らしさが控えめな気がする 次に50℃ 蒸し藁を炙った香り。静か 飲む。果物由来の酸味が出る。ゆるりゆらり静かな秋夜。各要素に重さが出てきて、舌上を這うよう。飲み込むと、綿飴のような優しさ 最後に60℃ 季節は完全に冬。台所の煙突から湯気が昇る民間。橙色の裸電球。しんしんと降る雪 飲む。酸味と甘み。苦味が抑えられ、代わりに舌先に感じる渋み。三位一体!この酒はこの温度こそ至高!飲み込んだ後の、淡く優しい余韻! 旨い!が、どこか天の戸らしさが控えめな印象。 兎にも角にも、私は天の戸が好きだ。今後も是非飲ませていただきます!
天の戸天亀 純米吟醸 亀の尾 槽雫生原酒純米吟醸原酒生酒無濾過
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susan
冷酒 淡い淡い優しいキウイ 飲む。淡いキウイ水。大人の駄菓子。口内の滞在時間に比例して増す苦味とアルコール感。初めて優しく、後しっかり。飲み込むと、清らかな充足感 次に35℃。人肌燗で パインとカスタードクリーム。バニラも近い 飲む。クリーム系の甘さとコク。何か一つの要素が際立つわけでなく、全体が調和する。捉えきれない。味わう毎に増す苦味は、冷酒と共通している。飲み込むと、どっしり充足 次は45℃ やや青いキウイの酸味 飲む。香り同様に酸味が立つ。それ以外の風味を上手く捉えることができない。これはこの酒の特徴だと思う。しかし旨いことに違いはない。次第に増す苦味も共通している。温度による差が非常に少ない珍しい酒だ。飲み込んだ後のアルコール感が若干和らいだ 最後に55℃ 静かな香ばしさと、なぜか蕎麦粉 飲む。香り同様、香ばしさが鼻腔に鎮座し続ける。甘さは増し、少しのシビレも。飲み込むと、甘さがややしつこいか 冷酒〜45℃くらいで真価を発揮する酒。高温だと甘さがややしつこく、ありきたりな風味になってしまう。是非リピートしたいが、その前に天の戸シリーズを他にも試したいと強く感じた!
susan
20℃前後の常温でも試したが、間違いなく旨い。何かが突出しているわけではなく、しかし旨い。バランスという言葉も少し違う。ありそうでないニュアンスが逆に新しい。不思議な酒。旨い!
やまとしずく夏のヤマト(瓶火入れ)純米
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冷酒 キリンレモンのような爽やかさ 飲む。無糖のレモン炭酸。オンザロックで飲めば、ハイボールと勘違いする人もいるのでは?次第にとろみ、甘み、米の旨味が出て、やはり日本酒を飲んでいるのだと再認識する。飲み込むと、夏酒にしてはどっしりと収束 40℃ ツンとするような灯油香。不思議と嫌悪感はない 飲む。無糖のレモン炭酸を加熱しただけの、まさにそれ。ゆるくも、ビシッと銀髪のいぶし銀。口内でころがし、飲み込む頃にはふくよかな米の風味が口いっぱいに立つ 50℃ ミルキーはママの味を、ひと粒溶かしたような 飲む。微かに香ばしい。ミルキーなコク。風味は膨らみつつも、まとまりもある。飲み込むと、湧き出る苦味が締める 60℃ 無糖のレモン炭酸が爆発!ミルキーは完全に消えた 飲む。ゆるやかにまとまる各要素。風味は広がらず、一つにまとまろうとしている。カラーイメージは銀。これは全温度帯で共通している。飲み込むと、舌に張り付くような米のコク! 一癖ある夏純吟。酒蔵によって「夏」の捉え方は異なるが、レモン炭酸系で表現したこの酒蔵の考えが、私は好きだ 来年リピートするなら、7月の終わりにしたいと思った
雪の茅舎美酒の設計 純米吟醸純米吟醸
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susan
冷酒 圧倒的静寂。圧倒的清浄。飲むのが怖いほどに。シンナー遊びでもしているかのように、嗅ぎ続けるほかない 飲む。感想が浮かばない。言葉では表現できない。過去に飲んだ冷酒の中で、確実にtop3に入る。この辺りになると、旨いとか不味いとか、そんなことは考えなくなる。喜び、感動、恍惚 次に40℃ 極めて穏やか。ずっと嗅いでいたい。飲む必要すら無いと思う しかし飲む!緩やかな中に、何かの古香木を燃やしたようなニュアンス。以前飲んだ生酒とここまで違うか!飲んだ後、説法を受けた後のように心も口内も締まる! 次は50℃ どっしりと腰を下ろした香り。横長の楕円形に膨らむ 飲む。何かがパッと開いた。遠く離れ離れの親友に数年ぶりに再開したような心の開き。何か照れ臭いような。心地よいほろ苦さは、舌でのみ感じているわけではないだろう 最後に60℃ 再び静寂。清浄 飲む。旨味、甘み、コクのバランスよ!何も言えない。ただ一人頷き続けるしかない。ただただ敬意を表したい 飲む自分史。どう飲んでも旨い。感涙の一本。静かな夜に一人で、スマホの電源を切った上でお楽しみください。そこには喜び、嬉しさ以外何もありません
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後日65→60℃の燗冷ましで。相変わらず説明不要の喜び。少しの酸味が出て、より深い味わいに。この酒の素晴らしさを一つだけ挙げると、それは香りだ。飲む必要などない。嗅いでいるだけで幸福な唯一無二の酒!
緑川雪洞貯蔵酒 緑「生」純米吟醸生酒
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先ずは冷酒 真っ直ぐ、ゆるやか。早朝の水辺の草原 飲む。硬派な辛口からスタート、、、したのはほんの一瞬。すぐにほぐれた。ばあちゃん家で過ごす夏休み。ゆるり流れる午前中。淡く、甘く、ほろ苦く。飲み込むと、あじさい色の浴衣 次に35℃ 米。甘い米 飲む。ゆる過ぎるひと時。例えサロンパスでもここまでほぐすことは不可能。ぬるい死海に浮かんでうとうと漂う。アルコール感強め。本当に15.5度か?体感17度のほんわかほろほろ 次は45℃ 19:30スタートの花火大会を待ち切れない。16時からいても経ってもいられない! 飲む。三位一体!私は考えることを放棄した。近所の人達は、玄関に提灯を用意している。1年ぶりのほこりを被った提灯に明かりが灯る。まだ明るいうちから灯る提灯。今夏祭りが始まろうとしている、そんな時刻がら大好きだ 最後に55℃ 提灯の蝋燭の香りがあたり一面に漂う。祭りが始まったようだ 飲む。風呂上りに急いで着たはっぴ。汗ばむ背中に夜風が気持ちいい。今から特別な夜が始まる。友達との待ち合わせ場所へ、チャリンコを漕ぐ。このワクワク感!
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緑川は、やはり生酒が旨い。ゆるく、淡く、懐かしい。忘れかけていた一番大事な時を思い出した。夏が終わってしまう。その前にゆっくりとこの酒を飲みたい。大切な思い出を、燗と一緒に温めたい
麒麟山ぽたりぽたり 越淡麗純米吟醸原酒生酒
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susan
冷酒 繊細で冷たい甘さを感じる香り。しかし奥にはどっしりとした何かの塊を感じる 飲む。酒に「淡さ」を感じることがあるが、これは少しベクトルが違う。もろみの風味が残っているからだ。酒粕に三温糖をまぶして肴にすればよく合いそうだ。飲み込むと、滑らかに、米 40℃ もろみが芳醇。豊潤 飲む。完全調和。三位一体、いや、五味一体。度数17度ということで強めの酒感がベースながら、各要素が調和し、思わず眉がハの字。日本酒の一つの到達点だと思う。誰にも邪魔されない、私だけの緩やかなひと時が保証されたような喜びを感じる 50℃ 香りに変化なし。嗅いだ蒸気の温かさが愛おしい 飲む。若干の香ばしさが加わった。この香ばしさが風味の主体となる。「秋上がり飲みたいな」とふと思う。日差しの質や虫の音が真夏のそれから幾分変わったからかな。飲み込むと、苦味が心地よく締める 60℃ 香り全体がより膨らみ、ややミルキーに 飲む。三温糖が溶け切った白湯。寝る前にパジャマで飲むと、安心して眠れそう。「今宵は良い秋夜になるぞ!」飲み込んで、そう微笑んだ
susan
良い意味で純米以上、純米吟醸未満の酒。米の旨味がしっかり残っていて、そう感じる。同シリーズはまたリピートしたい。しかしボトル色によるスペックの違いは一体何だろう?まだ緑と青しか経験なし
susan
今日は土曜だったが、ワクチン摂取やら買い物やらで動き回っていた。車が故障し、レッカー車を呼んだ。止む無く呼んだタクシーの5000円が痛く、家に着くと、散らかった部屋に精神をやられた
susan
しかしいつも以上に酒が旨い。心身の程よい疲労は酒を旨くするのだと改めて知る。酒の状態は極上に、己の状態はややスパルタに。酒を楽しむ最も大切なスパイスだと思った
鶴齢槽搾り原酒 純米大吟醸純米大吟醸原酒
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susan
先ずは冷酒 冷たい淡雪ラムネ。アイスブルーな情景 飲む。淡ラムネ。淡パイン。角が皆無。完全球体。目に入れても痛くないだろう。ほんの少しの酸味、ほんの少しの米が向こうに見える。飲み込むと、淡い。本当に淡い 次は35℃ パイン系の香り。みずみずしい 飲む。甘く甘くゆるい。すぐに心地よい苦味が出てきた。心身ほぐれる最高の夜が約束された!コクは控えめ。ゴクリと飲み込んだその瞬間、ビシッと締めるように苦味が突き出した。そして何事も無かったかのように静かに消えていった 次に45℃ 無。ただただしんしんと雪が降る。雪の茅舎 山廃純米を60℃の燗で飲んだ時の感覚に違い 飲む。甘い!と感じたすぐ後に微かな香ばしさ。その直後に完熟の酸味。柑橘系の皮のように爽やかな苦味。飲み込むと、溶け切れず残った上白糖。さらさら。身体が欲していたんだと知る 最後に55℃ 静かに香ばしく、無。何もない。空気。静かに雪の降る夜。誰もいない 飲む。三位一体。言葉も感想も邪魔になる。ただただこのひと時に没頭したい。私は幸せです この酒が来年も醸されるなら、買わないという選択肢はない。金さえされば、絶対に買い占めます!
susan
旨すぎて笑える。全ての日本酒がこの情景を持つなら、日本酒人口は今の10倍はくだらないだろう
鶴齢大吟醸 生原酒大吟醸原酒生酒
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susan
冷酒 柔らかく膨らむ懐かしラムネ。淡い淡いひすい色 飲む。米ラムネ!転がす程に甘味が増してくる。大人の駄菓子。じっとりと甘いのに爽やか。飲み込むと、溶けきらない上白糖感。そしてほろ苦い余韻 次は35℃ ビシッと酸が立つ。灰色の空。冬の夕暮れ 飲む。緩く辛口。甘味は相変わらず強いが、口当たりがサラサラに。辛みとシビレが出てきた。味わうと米のコクと強めの苦味。飲み込めば、苦く渋く淡い。秋の夜長にゆるりとやりたい 次に45℃ 酸味の中に甘みが出てきた。プラム系の香り 飲む。ゆるゆる。とろみ。三位一体。六角チャートで正六角形。考えても捉えられない。ただただ喜びのひと時を堪能すればよい。飲み込んだ後も余韻は長い。幸せはずっと続く 最後に55℃ この芳香!圧倒的幸福感!!蝶になった気分だ 飲む。甘い木。大地。土。圧倒的三位一体感。溶け切れず沈殿したザラメ。飲み込んだ後の恍惚感! どの温度で飲んでも旨い酒。物理的に不味くなり得ない設計をしているんだと思う。そうでなければここまで旨いわけがない! 飲んだその場所を約束の地に変える、極めてけしからん酒。 リピートせざるを得ない!
susan
開封後5日目に45℃で飲んだが、極めてけしからん旨さだ。米の旨味と上唇に感じる焦がしザラメのニュアンス。わざと封を開け、数日間置いてから飲む楽しみもある。日本酒、いいよなぁ!!
鶴齢限定酒 特別純米 金田屋特別純米
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susan
冷酒 雄町の特別純米に比べ、より澄んだ印象 飲む。淡さはほとんど無く、ツヤやか。雄町がほんわか粉美人なら、こっちはピチピチツヤやか美人。パインはかなり控えめ。そうか!雄町はパイン系が立つ米と知る。飲み込むと、清流の綺麗さの中にある淡さ。控えめ程度に残る苦味 40℃ 雄町に比べ、より静か。秋の月夜 飲む。みずみずしい淡さ。その直後に鮮烈に鼻に抜ける米のコク!甘さは完熟レベルに増した。しつこいくらいの甘さ。飲み込むと、渋みさっぱり 50℃ 立つアルコール 飲む。甘さがややしつこい。それを感じた直後、それをかき消すように苦味がバランスを取る。飲み込むと、淡いみずみずしさ。 60℃ 布団に寝かしつけたように落ち着く米 飲む。いきなり米の旨味、コク!眉毛がハの字!後味に少しの酸味。飲み込むと、奥歯が疼くような旨味!! 米違いで特別純米を飲み比べした。大きな違いはないが、要所要所で秀でる要素が異なると知る。今日現在、私は五百万石の方が好みのようだ。 来年の今頃、新潟浦佐の酒屋「金田屋」さんにてリピートしているだろう。そしてこのコメントを読み返した私は、一体何を思うだろうか??
susan
浦佐の酒屋「金田屋」さんの限定酒。五百万石を醸した酒。雄町の生原酒と飲み比べたが、こっちの方が好みだ。雄町にありがちな甘ったるさ、しつこさが控えめの印象
鶴齢特別純米酒 雄町特別純米原酒生酒
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susan
冷酒 干し稲の爽やかさ。秋の香り 飲む。淡ぴりパイン。儚く消えてゆくパイン。消える直前で完熟パインが爆発した。このパインは雄町由来か、それとも酵母由来か?飲み込むと、炭酸系の爽やかな苦味 次に40℃ 餅米のようにムチムチした米香 飲む。直前にすだち胡椒を舐めたせいか?まだピリリが残る。その中にはっきりとした米の旨味、コク、苦味。極めて芳醇。敬愛する太田和彦氏のコメント「酒はこれでいいんだ。特別純米くらいでいいんだ。」本当にそう思う。飲み込むと、舌に残る渋みと少しのシビレ 次は50℃ アルコール感が立つ 飲む。とろみが出る。一気にゆるりとしたひと時に。舌先に感じるシビレ、パイン過ぎない甘さ控えめパイン。飲み込むと、喉奥に一瞬カカオの風味 最後に60℃ 米の甘さが自然! 飲む。一口目で、ゆるいひと時を約束された。香ばしいザラメ感。好きなニュアンスだ。とろみが米のコクを強調する。旨い!飲み込むと、純米酒の圧倒的満足感! 温度を上げるほどに恍惚度の上がるけしからん酒!眉毛がハの字になってしまう!! 普通に旨いのだが、リピートするにはあと一歩何かが欲しい。欲張り過ぎか!?
巻機純米吟醸 生原酒純米吟醸原酒生酒
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susan
冷酒 パイン香。カプロン酸エチル濃度高めの印象。以前飲んだ一本〆の火入れとは全く異なる 飲む。ピリリパイン。それが落ち着くと、渋みが台頭する。次第に見え隠れする米本来の旨味。飲み込むと、淡い甘さと苦味が小憎い!やはり生酒でも淡いか!! 35℃ やや味醂感up 飲む。何かがまとまりつつある。その手前。不安定。パイン感と焼き藁の移行点。さあどっちへ行く!?面白い!飲み込むと、支配的な苦味。それに負けそうな淡々のパイン 50℃ 焼き藁が勝った 飲む。この土臭さ!秋の大地。秋を先取り!8月末にこの要素は嬉しい!きっと今年、日本で初めて秋を感じたのは私だ!!!パインは息を潜め、収穫の秋の準備。心地よい苦味。飲み込むと、爆発する米のコク!素晴らしい! 65℃ 溶け残ったザラメ感!恍惚! 飲む。香ばしさとザラメ。サラサラ甘々。やはり高千代。先日飲んだ大吟醸と近い!飲み込むと、三位一体!言葉は要らぬ 淡さが出るか出ないか。それを感ずる喜び。秋の先取りが、何故にここまで嬉しい? 高温で本領発揮するタイプ 巻機。必ずリピートします。高千代よりもたかちよよりも私にとって愛すべき酒だ!愛でたい!!
緑川古緑川純米吟醸古酒
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susan
冷酒 生乾きの藁の香り。苦手な香りだ 飲む。口に含んだ瞬間、古い香ばしいさと酸味。それが消えると同時に、真水。とにかく美しい。飲み込むと、舌全体にうっすらと張り付く苦味。この苦味を追いかけると、淡い甘みが現れた 次に35℃ 苦手な香りがやや落ち着いた 飲む。ゆるりとぬるく口内へ。シビレに近い渋みを芯としながらも、それを優しく覆うゆららかさ。舌元から鼻腔で感じる米。米そのもの。シンプルな米の旨味。飲み込むと、水。舌元に忘れさせない淡い苦味 次は45℃ 再び強まる苦味な香り 飲む。まとまり、広がる相反する風味。淡い甘さを奥に、米の旨味とコクが強まる。アルコール感はかなり強い。飲み込むと、鼻腔に残るただただ心地よい余韻 最後に60℃ 苦味な香りが強まり、やや醤油や味噌のようなニュアンス 飲む。炙った焼き藁に二滴醤油を垂らしたような風味が核。その周りを水まんじゅうのように淡く米の甘さが包む。飲み込むと、苦味と少しの酸味が謙虚に降りていった 名実共にクラシックな酒。最近の甘口、旨口から日本酒に入った方には受け入れるのは難しいかもしれない リピートはしない。私は緑川は生酒が好みだ
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