さけのわ飲んだ日本酒を記録して好みの日本酒を見つける
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東北在住。 2022年あたりから本格的に全国の日本酒に関心を持ち出しました。2024年以降外飲みが増えてゆっくり更新になりそうですが、少しずつ飲んでいこうと思います。 モダンもクラシックも何でもいけますが、どちらかといえばややクラシックで旨味とキレがあるものが好み。 さけのわの投稿は主に家飲みの感想の備忘録です(外飲みでも落ち着いて書ける環境なら書くことがあります)。

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飲んだことのあるお酒の産地に色がつきます
刈穂山廃純米酒 燗あがり
43
Kab40℃から。ほんの少し熟成香があり、含むと米の旨味とともにきび砂糖っぽい甘味を意外と感じます。その後にじわじわと辛さが出てきてキレ。45℃もほぼ変わりません。 50℃になると甘味はあるもののキレ優勢になります。60℃の飛び切り燗はもっとキレがあり、刈穂超辛口あたりのイメージに近いです。ぬる燗・上燗、熱燗、飛び切り燗で、それぞれ違った良さ。 キレもありますが、刈穂にしては甘い方だと思います。山廃っぽい感じは意外とありません。 特に肉・ナッツに合いますが、もちろんいぶりがっこも良く、なんでもOK。
二世古きたしずく 紫ラベル 辛口特別純米酒
53
Kab首都圏でも特約店を増やしている二世古。6月出荷でおそらく2022BYか(2021BYの熟成の可能性も)。 余りに寒いので燗からいきます。 45℃。穀物感あふれるややクラシカルな立ち香。 含むと最初にまず焼きいものような穀物系の旨味が膨らみ、辛さに変わってキレます。 50℃もあまり変わりませんが少し旨味がシロップ的になります。45℃の方が良いでしょうか。 燗冷ましになるともう少しスッキリ目になり、旨味も米っぽい感じになります。 冷酒・常温も燗冷ましと同じ感じですね。米の旨味から辛さに変わってスパッとキレます。 低温では米の旨味もあるスッキリドライ、燗だと似て非なる穀物系の旨味があってほっこりしますがやはりキレは良い。どちらも辛さに変わっていき、良い流れです。安心して手に取れる万能の食中酒。 結構クラシカルですが、割とほかに似たものがない感じかも。 南東北の辛口純米っぽくもありますが、良い意味でそれより素朴と言うか。
五橋five ブルー 2022BY純米吟醸生酒
37
Kab季節外れですが夏酒です。昨年6月出荷ですが、旨味は乗っているでしょうか。 香りはメロンかレモンのような感じがほのかに。 含むと柑橘系のような甘酸っぱさを感じ、甘いまま旨味が膨らみます。ほんのりと苦味を感じ、一番最後で辛味に変わってキレていきます。 2日目以降、ちょっと酸味が強くなりますが、そこまで気になるほどではありません。 ちょうどよく旨味が乗った感じで、バランスが良く、かなり秀逸です。期待以上。特徴とされる苦味もアクセント程度で全く気になりません。 夏の出始めとは変わっているのでしょうか。
繁桝にごり 純米大吟醸 生々
42
Kab穴あき栓ですがシールで封してあるので下だけ外して開栓します。 白桃のようないかにも甘い香り。 含むと、苦味とともに砂糖系の甘味と、甘酒系のとろみがきて、その後にまた少し苦味がきてじんわり引き上げます。苦味の印象の方が残り、そこまで甘くありません。 2日目の方が苦味は和らぎます。 3日目に燗。40℃。苦味がやや辛味に近いニュアンスに変わり、キレが良くなります。 45℃だと酸味が急に強くなって本来のなめらかさがなくなります。40℃なら十分燗でもいけます。燗冷ましも甘酸っぱく良いです。 4日目常温。まんま大人の甘酒😅 にごりとはこういうものなのか、それとも今年の米の傾向なのか、ちょっと苦いような気はします。バランスは崩れず踏みとどまっており、日が経つと苦味が減退して甘くなります。どちらかといえば食中向きです。くわいとれんこんの煮物など味が濃いものとどうぞ。 コスパは文句なしに高い。
まつちよkabさんこんばんは🍶 個人的印象ですが辛口のお酒が多い蔵は苦味でドライ感を出すとこが多いかなあ~と。 知らんけど🙄😇
Kabまつちよさん、こんばんは🌃解説ありがとうございます🙇‍♂️ 料理と合わせるため、というのもありそうですね☀️
初雪盃袋吊り斗瓶取り無濾過 50%純米吟醸生原酒 2019BY
43
Kab新春酒は4年前、2019BYの初雪盃(出荷は2023年なので蔵元熟成です)。 新年早々大きな地震が起こり、酒蔵を含め被害が心配ですが、本年も宜しくお願いします。 冷酒から。華やかなリンゴのような香り。 含むと綺麗で澄んだ味です。レモン系の酸味と、わずかな米の旨味とともに、苦さを結構感じますが嫌味はなく、綺麗です。ガス感も少しあります。開栓して数分経つと上質な甘味も出て、苦味でキレという感じになり、メリハリが出て印象向上。 3日目に燗。40℃。やはり苦味がありつつ、旨味が多少出てきますが、大きくは変わりません。45℃、50℃の方が旨味とキレが出る感じがあり、燗冷ましもほっこり。 4日目常温も旨味が出て良いです。やはり開栓後時間が立って少しずつ開きますね。 4合3000円台と普段なら買わない価格帯で多少割り引く必要はありますが、綺麗な良い酒です。 2019年を思い出しつつ、熟成感全くなしの、先日飲んだ2018年の北安大國以上の綺麗さに、4年の時の身近さを感じました。
まつちよkabさんあけおめです🎍 今年もよろしくお願いします🍶 kabさんらしい渋いチョイスですね😊 初雪盃のそんな高いの飲んだ事無いですけど美味しいやつ多いですよね。
Kabまつちよさん、今年もよろしくお願いします🎍🙇‍♂️ 地酒屋こだまさんの通販は、ほぼここでしか入手できない銘柄がかなりあり、保管に気を使わないものが多いので良いですね😄
まつちよお!こだまさんなんですね。 あそこ凄いですよね。 保管に気を使わないってとこ笑っちゃいました😆 でも良くわかります😅
都美人山廃純米 とり 五百万石 無濾過生原酒 2021BY
47
Kabおそらく今年最後の開栓。 杜氏が今年から県内の別蔵に移籍したようですが、2年前の酒です。 意外と少し焦げたオレンジのようなほんのりと果実味のある香りです。 45℃から。ほんのわずかな乳酸感があり、割と強い辛味がじわーっと襲ってきます。そのまま米のようなというか果実味もあるというかなジューシーな旨味もじんわりと膨らみ、苦味というか辛味というかでキレ。 50℃、60℃もあまり変わりませんが、温度が上がるほど少しずつ辛味・キレ優勢になるでしょうか。 4日目、燗も少しだけ加水しても良いです。 2日目冷酒。あまり変わりありませんが香りはほとんどなくなり、ジューシーな柑橘系の甘味と旨味の後、苦辛さでじんわり引き上げます。そのままだとちょっと重いので、ほんの少し加水しても良いです。 良いバランスの、果実味もあり山廃らしさもあるドライ系生熟酒です。 とりを名乗るだけあり、鶏肉が脂身を洗い流し赤身は引き締める感じでとても合います。 常温保存で問題ないと思います。
鳴海初しぼり 純米96 生原酒
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Kab生酛仕込み蔵付き酵母、飯米ふさこがねの96%精米。 新酒らしくない茶色です。玄米そのものということでしょうか。 香りも玄米とアルコールが混じったような穀物の香りです。 寒いので50℃から。 酸っぱい!酸っぱさとアルコール臭が前面に出て、旨味が膨らんだのち、酸っぱさと苦味でキレていきます。 60℃の方が良いでしょうか。酸っぱみはありつつ、旨味がより膨らみ、ドライな感じでキレていきます。 もっと極熱にすると、酸っぱみが弱まって若干のさつまいものような感じが出てきます。キレの辛味とドライさは同じ。 常温でも割と酸っぱいです。 4日目に冷酒。時間が経っているのもあるかもしれませんが酸っぱさは比較的弱めになり、焦げたさつまいものような味になります。 これはかなりの個性派というか変態酒。 開栓後時間が経った方がどちらかといえばまろやかになります。温度帯別では極熱燗向けでしょうか。思いっきり上げていじめてみましょう(?)
まつちよkabさんこんばんは🍶 60℃とか舌やけどしそう😅 岩の井といい外房の蔵は個性があって面白いですね。
Kabまつちよさん、こんばんは😄 最終的には60℃よりもっと上げて、しかもそれが一番美味しいという😁 千葉酒は本当に個性があります。
北安大國純米生原酒 地酒屋こだま別誂 米旨熟成 2018BY
42
Kab🏆2023私的日本酒10選 生原酒ですが当然の如く(?)常温保存(もちろん自己責任です!!)。 すでに酔いが回りつつありますが、とりあえず開栓当日、余りに寒いので50℃から。 アル感ややありますが、砂糖的な甘い香りも。 含むと綿菓子のような甘さと旨さが出つつ、5年経っているとは思えない綺麗さもあります。そして辛さもきちんとあり、キレていきます。後日45℃でも変わりません。 60℃になるとさらに辛くなるか、と思いきや、むしろ穏やかになり、甘味がオレンジ的になりしみじみ感じられます。個人的には低い時のキレと甲乙つけがたいものはありますが僅差でこっちがベストか。 冷めても最高温の時と大きく変わらず、良いです。 常温も試してみます。やはり大きくは変わりません。綿菓子的な甘さと、若干のアル感が前面に出ます。キレはあまりなし。 砂糖的な常温、キレの熱燗、果実味の飛び切り燗。温度ごとに違った表情を見せます。思ったよりずっと綺麗で、キレも中温度を中心にきちんとある熟成です。流石こだまさん。2018年を思い出しつつ、酒の綺麗さに、5年の時も思ったほど重くはないというのもしみじみ感じました。
奈良萬純米生酒 おりがらみ
41
Kab難なく開栓。香りは意外とアルコールっぽいところもありますが、やはりイメージ通りのメロンっぽさが強いです。ガス感はわずかに程度。 含むと桃のような甘さがほんのり、その後に米の旨味が膨らみ、ほぼ並行して苦辛さが強めに出てきて、新酒には珍しく割とスパッとキレていきます。 常温に近くなってもハイレベル。 4日目に燗にしてみます。40℃でも45℃でも、ガス感がなくなる以外はあまり変わりません。50℃だと甘さがほっこり、キレも良く、意外と燗なら熱いのが良いでしょうか(すごく寒い日なのもあるかもしれません)。 モダンですが、後味にクラシックな一面もあり、かなり好みのラインです。苦味もバランスを保つ絶妙のレベルで、気になりません。 淡白な料理にも合いますね。
藏王ZAO 特別純米酒K 初しぼり 寒来 SAMURAI 直汲み生原酒
20
Kab外飲み。写真なしですが、結構こればかりいったので感想を。 香りはすっきりとしたラムネ系。 含むとこれもすっきりして、ラムネかカルピスのような甘味がます来て、スースーするハーブのような感じとともに、じんわりと引き上げていきます。うすにごりあり。 蔵王らしい旨味やキレというより、一般的な甘旨フレッシュモダン。 スッキリ系としての特徴は十分あり、完成度はとても高いのですが、やはり火入れ酒に本領のある蔵でしょうか。
純米
42
Kab東光は、比較的大規模かつ造りにこだわった銘柄、淡麗辛口の代表的なイメージがありますがどうでしょうか。 冷酒から。香りはほぼなし。 含むと最初は水の如しですが、多少熟成したアルコール感かミネラル感のような膨らみが結構あり、その後に旨味が少し膨らんで、苦味のような感じでじわっと引き上げていきます。 燗。40℃だと旨味が出て辛さで急にキレていきます。 45℃の方が旨味がじわじわと出てから、辛さが立ち上るようにしてキレ、これくらいがベスト。 50℃だと少し苦めに。 東北のスタンダード純米としては熟感がある、熟成系というほどでもない上燗向き酒です。
龍力純米 神龍錦70
40
Kab辰年に先立って龍力。いまでや限定とのこと。 5月製造です。結構強いアルコールの香り。色もだいぶ黄色いです。 常温から。ナッツのような軽い熟感。苦味とともにとろみ少しあり。 旨味の膨らみは少しでスッキリ感があり、辛味でじわっとキレていきます。 お燗。40℃。アルコール香も熟感もあまりなくなってミネラルっぽさから米の旨味が膨らみ、辛さが割と強くなってスパッとキレていきます。45℃、50℃もほぼ同じ。個人的には中温度あたりがベストですが大きくは変わりません。 冷酒。やはり熟感ありますが常温ほどではありません。スッキリ感と、常温よりややマイルドになった熟感と苦味。 スッキリ系ですが東北の同種の酒とはベクトルが異なります。春出荷ということもあり、思ったより熟感があり、軽い熟酒というところです。燗にすると熟感が弱まりますがキレが良くなり、温度帯による変化も楽しめます。個人的には燗>冷酒>常温の順でしょうか。いろいろな料理に合いますが鯖焼きがベストでした。
加茂錦荷札酒 槽場汲み純米大吟醸生酒
51
Kab14度でやや低アル。五百万石の原酒・新酒です。「淡麗フレッシュ」との味わい説明。 少しマスカット系の香りですが穏やか。 レモンを少し苦くしたような苦味とともに、マスカットか淡い柑橘のような甘味がきますが、苦味の方がやや強い。 そのままじんわりと引き上げていきます。 食中の方が甘味が強く出て単体よりも良く、サラダとか浅漬けのような淡白なものと合います。食中だと化けるのですが、個人的にはこの種のものにはもう少しキレを求めたいですし、不快感はないのですが苦味も少し強い気がします。
マルKabさん、こんばんは🌖 ありゃ、Kabさんのお口には合いませんでしたか😅 私のバカ舌にはジャストミート🎯でした😆
Kabマルさん、コメントありがとうございます🙇‍♂️ 申し訳ないな、と思いつつ・・・単なる備忘録ですのでお気になさらず🙇‍♂️ 私は割とクラシック好き、旨味好きなので、好みの差はあると思います。
大嶺3粒 冬のおとずれ純米
44
Kab打栓ですが開栓時はほぼ活性なし。もっとも、開けるとしゅわしゅわ。 香りはあまりありません。 含むと心地よい赤肉メロンというか角砂糖というかのような甘味があり、カルピスのようなスッキリ感と若干の旨味があります。 苦味が裏で少し出ていますが、酸味とともにアクセント程度で、ちょうど良く抑えられています。 今年の冬のおとずれ、評判良いようですが、確かに今まで飲んだにごりの中では上位です。 大人のカルピスソーダですがやや苦味あり。 単体でも煮物などと合わせてもいけます。
小左衛門特別純米 信濃美山錦 直汲み 2022BY
54
Kab一部の特約店にしかない限定酒のようです。 香りは結構リンゴ。モダンそのもの。 含むとガス感は多少あり、酸味少なくなめらかな舌触りから、徐々に甘酒のような甘味と旨味が顔を出しつつ、軽い苦味でキレていきます。 4日目に燗にしてみます。40℃、甘味が最初に出てから急速に辛味が出てキレます。45℃、50℃もほぼ同じですがほんの少し苦く感じます。 やはりモダン。流行りの方向性ですが、苦味がちょうどよいアクセントの範囲で好ましく、旨味もあります。サラダや煮魚にも合いますが、淡白なチーズが旨味が出て一番。甘味が引き立つさつまいもの煮物も良い。酸味の代わりに苦味で食事と合わせている感じでしょうか。 意外と燗も良く、単体でも食中でもいけ、芳醇甘口寄り万能酒。 酒米が長野だからか、なんとなく長野の酒っぽい。旨味のためか、開栓後も安定。
蒼天伝特別純米 滓がらみ しぼりたて生原酒
49
Kab2023BY、初の新酒いただきます。杜氏が交代して二造りめ、以前よりキレ重視になったとのこと。 1時間前に冷蔵庫から出し、10℃くらいでしょうか。 スースーするミントのようでもありやや甘めでもある香りがほのかに。 含むとかすかなメロンっぽい甘味もありますが、米の旨辛さが強く、辛さの後に旨味がやや膨らんでから、やはり辛さ優勢でじんわりと引き上げていきます。 典型的な旨味とキレのある宮城酒。が、キレはスパッという感じではなく徐々にです。 新酒はバランス調整が難しいと思いますが高い完成度です。 温度が少し上がった方が旨味が出てきます。常温に近い方がよいでしょうか。 魚はやはり合いますが、サラダでも炒め物でもなんでも良いですね。 開栓4日目でもほぼ全く落ちません。
竹泉熟成愛酒 りん純米
39
Kab最近評判の良い竹泉。 山田錦10年、山田錦5年、五百万石5年のブレンドとのこと。 まずは常温で少し。 香りはいかにも熟成。どことなくスッキリハーブっぽさも。 ツンとくる薬っぽさが強く、苦味でキレる感じです。食中でもちょっと苦い。 これは燗か。 40℃。苦さがベースにありつつも旨味がじわっと膨らんで引き上げます。 45℃。苦味が一気に減り、上質な米の旨味がじわじわじわ。 50℃だと旨みはありつつ、苦辛いキレの印象が強くなります。 最も良さそうなのは45℃でしょうか。 燗でホッと息がつける味ではありますが、ややぼやけた印象もあり、個人的にはこれ系の中でそこまで刺さる1本ではないです。 2週間後にまろやかになったので、開栓直後は焦点が定まっていないのかもしれません。 上手な蔵だとは思うので、開栓後の変化、また別スペックにも期待か。
白隠正宗中伊豆産山田錦 純米生原酒 2022BY
43
Kab🏆2023私的日本酒10選 白隠正宗は1年半前に別スペック(ブレンド)を飲んだ時はあまり好印象でなかったのですが、酒屋の若旦那のおすすめに従って購入。 昨年12月出荷の生酒ですが、なんと酒屋で10ヶ月常温生熟成! わかった上でのこういうの、好きです😆 常温から。香りはほとんどなし。 若干のミネラル感、エキス・シロップぽさが立ち上りつつ、フレッシュと言えなくもなく、最初から辛さがきます。 その後に米の旨味と甘味がやや膨らみ、最後はまた辛さでキレていきます。 40℃。アルコールのツンとする香りが立ちます。ミネラル感はそのままに、辛さが増すでしょうか。 45℃だと苦い感じが勝ちます。 60℃だとアルコール香も辛さも意外と止んでほっこり。 常温か飛び切り燗かという極端さはありますが、非常に上質な生熟。良いですね。東北の酒のようなニュートラルなところも、熟成っぽさもあり、生酒らしいフレッシュさもかすかにあり、バランスが良いです。 とにかく常温が良い。
日置桜生酛純米 玉栄70% 本懐の盃 2020BY
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Kab本日2本目。酒屋さんで推しており購入。13度の低アルです。 若旦那の指示通りに購入直後に開栓して、6日後に飲み始めます。 かなりオレンジ色です。まず45℃。 いかにも熟成っぽい香り。シロップっぽい味があります。キレは辛さ。落ち着きますが、まだ旨味の膨らみがそこまででなく、フツーの熟成酒というか、なんとなくまだ焦点が定まらない感。 60℃まで上げてみます。お、こっちの方がいいでしょうか? ほっこりするシロップ感に、辛さが急速に出てキレ。 日が経ってからの方が、日置桜らしい枯れ感が出る気がして、さらに良いです。 枯れ感や上質さはありつつ、低アルのためか旨味を出すのに限度があり、もう少し膨らみはほしいところでしょうか。 チャレンジスペックの面もあるはずなのでこれだけで評価はできませんが。とは言え、飛び切り燗は風呂に入っているようで落ち着きます。
玉川純米吟醸 みゃー5
39
Kab健康診断明けで、一気に2本開栓。1本目。 玉川の中では初級者向けのスペックと思われるので、低めの45℃から。 香りはほとんど皆無。 含むと、若干の苦味か辛味かの後に米の旨味が、ほどよいバランスで膨らみます。苦味と言っても全く嫌らしさはありません。 後味にはまた辛味がきてキレます。 40℃もほとんど同じですが若干シロップぽさとミネラルが強いか。50℃も悪くありませんがほんの少しぼやけます。個人的には45℃がベスト。 常温に冷めると少しシロップ的になります。これはこれで少し古臭いですが良い。 玉川にしては軽く、完成度高し、おそらく玉川の中では辛口、というところです。玉川はガーッと温度を上げる、という先入観で飲むと個人的にはかえって良くないです(もちろん好みはそれぞれですが)。 なんとなく東北のスタンダード純米に似ており、安心して飲めます。ホヤ合いますね。
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