FSB
ついに、風の森デビューを迎えました。
HPに開栓後二度美味しいとの記載があったので、開栓直後と5日後、10日後と分けて飲みました。
奈良県の希少米・露葉風を大吟規格で醸した純米酒。
開栓直後は、一言でいうと甘旨ピチピチ。
ガス感が半端ない。
5日経ってもガス感が変わらなくて普通にビビった。
開栓から10日ほどして注いでみると、流石にガス感はほぼなくなり、ほのかな甘旨ジューシーに。
この酒は不思議なことに開栓直後も10日後も、1杯目と2杯目で香りと味わいが全く異なる。
1杯目を注ぐと、香りが原料香的な複雑さを、味わいには米と超硬水によるミネラル感が織りなす複雑さを全面に感じさせる。香りだけだと生酛を錯覚しておかしくないほどの複雑さ。
しかし、2杯目は打って変わって一気に果実感が出て、複雑さに含まれていた酸味や苦味が味わいに立体感を持たせ、ジューシーに感じさせる。
日本酒とはここまで飲み手が感じる味わいを設計できるものなのかと唸らされる一本。