Hori
久しぶりに産土をいただきました。
今醸造年度から農醸レギュレーションが分かりやすくリニューアルされ、最高ランクを十二農醸とする農醸十二階位に生まれ変わりました。
従来は産土の思想に基づく原料や醸造手法の中から採用されているものの数を表していましたが、農醸十二階位ではその名の通り段階的な分類へと進化しています。
従来のレギュレーションでは例えば同じ五農醸でも様々な組み合わせが存在し得たのに対して、農醸十二階位では採用される要素が以下の通り明確に決められています。
一農醸 菊池川流域米
二農醸 生酛
三農醸 無農薬
四農醸 無肥料
五農醸 木桶
六農醸 酵母無添加
七農醸 しおり
八農醸 稲架掛け
九農醸 冬期湛水
十農醸 畑苗代
十一農醸 疎植一本掌植
十二農醸 馬耕栽培
これに伴いラベルもリニューアルされていて、農醸階位が表ラベルで把握することができるようになりました。
今回の二農醸ですが、いつもはぶどう感のある味わいが今回は白桃のニュアンスを強く感じました。
はっきりとガス感があってキレイな味わいで、最後はキュッと酸味。結局やっぱりこれが一番好きかもしれません。