豊盃に続き、ずっと飲んでみたかったシリーズ。
最近ちょくちょく見かける奥六です。
5月、美酒県山形フェアに行った帰りの日に、かの有名なLa Jomonにて購入。
金ヶ崎産の亀の尾と、岩手県新酵母「M7」酵母を使用しています。
このM7酵母は全銘柄を7号酵母で醸す川村酒造店(酉与右衛門)の蔵付き酵母を培養し、開発された酵母のようです。
勝手にモダンな酒をイメージしていたのですが、注いでみると淡いべっこう色で、イメージが逆転。これは米の旨みを感じさせる酒だと確信。
香りは穏やか。やはりほんのり米の香りを感じる。
飲むと柔らかい酸味が広がり、ほんのり軽やかにアルコール感が抜けていく。それから米の旨みと甘みが感じられ、余韻として残っていく。
舌にチリチリ感があり、よくよくボディを見てみるとうっすらときめ細かい発泡。旨みしっかりの一方で飲みやすさもある。
ああ、これは旨い...!!
山廃仕込みのクラシカルな酒を、酸味の表現やガス感でモダンに洗練させた素晴らしい一本。
これ燗にしたら絶対おいしいだろうなーと思いながら、気づいたら四合瓶が空になっていました。
また出会いたい!