毎年楽しみな一本。
香りはくどきらしいリンゴのような香り。
結構色は付いているものの、熟成香は皆無。
でも実際に呑んでみると、熟成感は控えめながらしっかり感じられ、あの独特なカラメル様の風味が広がります。
流石はくどきの酒質でしかも出品酒ですから、基本的には美しく綺麗なんですけど、コクのある甘さや渋味がそこに加わって、何とも熟成由来らしい複雑な味の層を感じることができます。
10年といえば大古酒の領域ですが、まだまだ余裕を感じさせてくれる一本。
こいつをあえて5年~10年寝かせても面白そうです。
にしても、このスペックを5000円でお釣りが来る価格設定にするのはサービスしすぎ!
熟成酒ファンとしては嬉しい限りですけどね。
亀の井酒造はハイスペックでもお手頃だから、凄いなあ・・・(「命」は例外ですが)。