熊本酵母仕込、精米歩合は麹米45%、掛米55%。熊本酵母こと協会9号酵母、発祥の熊本県酒造研究所の代表作。
年末に空港のお土産物屋さんで購入、常温保存だったのでちょっと心配ですが大丈夫でしょう!
(ちなみに改修中の阿蘇くまもと空港、保安検査後エリアのお土産物屋さんの方が日本酒のレパートリーは豊富です!)
箱には冷酒向きとありますがそのまま常温でいただきました。
グラスに注ぐと僅かに黄金色、これまた僅かに吟醸香を感じます。
口に含むと熊本酵母のイメージからすると意外にも落ち着いた感じ、むしろかなり渋い佇まいに逆に驚きます。
先入観とは違って僅かに辛みを感じさせてからじっくりお米の旨味を感じさせてくれるタイプと言っていいでしょう。
飲むと美味しくまろやかな阿蘇の伏流水は意外にも硬度があるのか熊本酵母で想起される華やかさは感じられません。もちろん出来が悪いことはなく、じっくり味合わせてから、後味はアルコール感なく控えめに旨味があと引く感じ。控えめ、お上品と言ってもいいかもしれません。
個人的に香露なら甘さが際立つ特別純米の方が好みですが、この純吟もハイレベルなことは間違いないと思います!