遂に行きつけの日本酒Barが閉店してしまいました。震災から11年、建物の老朽化が激しく、ビル全体の取り壊しが決まってしまった為です。
この店は、俺を日本酒の世界に誘ってくれただけでなく、日本酒先生始め、様々な方々との人脈を醸成してくれました。
幸い、この店のママや日本酒先生とは、家族ぐるみでお付き合をいして頂いているので、誰かとお別れという訳ではないのが救いです。ただ、あの光るカウンターとはお別れです。投稿でもチョイチョイ出てましたね。
店にあった半端な日本酒を頂けましたので、暫くはソチラの感想を投稿します。
先ずは千代乃花
コチラは店の最終日に頂きました。射美で知られる杉原酒造さんの別ブランドですね。
日本酒先生の持ち込みですが、先生でも入手困難らしく、東北ではほぼ呑めないと思われます。
しっとり落ち着いた上立香と、口に含んだ瞬間のヘビーな甘旨は、如何にも射美ですね。澱による追いコク旨で、全体的にトロッとした印象すらあります。
フィニッシュは酸苦でキリッと締めますので、こんなに濃いのにどんどん杯が進んでしまう。相変わらず不思議な酒です。
いやぁ旨いっ!
ご馳走様でした!