酒記「しゅき」
マイナス5℃冷蔵庫から出して口開けの感想。
寒菊特有の爽やかな晴れた海風のような爽快な香りと苺シロップの濃醇な香り、熟れたパイナップルの香り、濡れた老樹の木の皮の渋みある香り。
温度が上がるにつれて苺の香りとパイナップルの香りが重く香り立つ。アロマっぽさも顔を出してくる。りんごの香りという口コミが多かったがそうは感じない。
通常冷蔵庫に移して酵母が動きその変化を楽しもうと思う。
飲み口はミネラルがあるシャープさと微細なガス感がありスーと流れる。
味わいは香り通りの甘酸っぱく上品なシロップとキレのある酸味と苦味がちょうど良い。
甘さが前に出てくるが、その甘さがしつこくなくてとても飲みやすい
酸で流して苦味が出てきて甘さは常にジュワッと出ているのに口に残らない。
純大で山田錦を磨きに磨いているので洗練された綺麗さがある。
明日、明後日の変化が楽しみ。