susan
冷酒
淡い淡い優しいキウイ
飲む。淡いキウイ水。大人の駄菓子。口内の滞在時間に比例して増す苦味とアルコール感。初めて優しく、後しっかり。飲み込むと、清らかな充足感
次に35℃。人肌燗で
パインとカスタードクリーム。バニラも近い
飲む。クリーム系の甘さとコク。何か一つの要素が際立つわけでなく、全体が調和する。捉えきれない。味わう毎に増す苦味は、冷酒と共通している。飲み込むと、どっしり充足
次は45℃
やや青いキウイの酸味
飲む。香り同様に酸味が立つ。それ以外の風味を上手く捉えることができない。これはこの酒の特徴だと思う。しかし旨いことに違いはない。次第に増す苦味も共通している。温度による差が非常に少ない珍しい酒だ。飲み込んだ後のアルコール感が若干和らいだ
最後に55℃
静かな香ばしさと、なぜか蕎麦粉
飲む。香り同様、香ばしさが鼻腔に鎮座し続ける。甘さは増し、少しのシビレも。飲み込むと、甘さがややしつこいか
冷酒〜45℃くらいで真価を発揮する酒。高温だと甘さがややしつこく、ありきたりな風味になってしまう。是非リピートしたいが、その前に天の戸シリーズを他にも試したいと強く感じた!
susan
20℃前後の常温でも試したが、間違いなく旨い。何かが突出しているわけではなく、しかし旨い。バランスという言葉も少し違う。ありそうでないニュアンスが逆に新しい。不思議な酒。旨い!