susan
先ずは冷酒
霜の降りた蒸し藁。冷たい
飲む。水、砂糖控えめレモンスカッシュ。微かな苦味がスタートから次第に強まっていく。飲み込むと、圧倒的コク。初めて感じるニュアンス。大はしゃぎではなく、静かに込み上げる嬉しさ。いい酒!
次は35℃
米そのもの。米俵に入った米
飲む。ピリリ酸味からスタート。次第に甘く、苦味も強まる。夏の終わりの寂しさ。あれほとしんどそうな顔をして汗をかいていたのに、なぜ寂しい?飲み込むと、辛口と旨口が共存している
次に45℃
焦した綿飴の香り。ややミルキー
飲む。米、焼き藁。とろみがついてきた。鼻腔に抜ける旨味と苦味の素晴らしいこと!眉毛がハの字だ。飲み込むと、米の旨味とコクで扁桃腺が腫れそうになる!
最後に55℃
ホットミルクの膜の香り
飲む。これはホットミルクだ。大人のホット酒ミルク。不思議と嫌な感じはしない。飲み込むと、静かな辛口。早朝、山に登り見る朝焼けを連想した
贅沢なことを言っているのは理解しているが、虜になるには何かが足りない気がする
いい酒であることは間違いないのだが、リピートはしないだろう