あめりあちゃん
あれは3年ほど前のことだったでしょうか。まだ月がうっすら見えている、真冬の朝でした。気だるい身体にムチを打ち、始発に乗るため急いで玄関で革靴を履いている時、トイレに行きたくて一度目覚めた幼い娘と鉢合わせたのです。娘はそんな私を見て、何も言わずに部屋に戻りました。私はふと零れた涙を流すまいと、月を仰ぎながら駅まで歩いたのです。ありがとう神様🙏
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タイムライン
あめりあちゃん
人生には８つの山がある。生まれた時、クラス替えの時、虫歯を抜く時、告白する時、兵役に赴く時、ゴキブリと対峙する時、そしておっぱいが成長しない時だ。既にいくつの山があって、いくつの山を越えてきたのか、諦めたのか分からないが、いつも寄り添ってくれる人がいる。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
恋を歌ったり、永遠を歌ったり。何でもいい、誰でもいい。とにかく愛を知りたいんだ。そんな私の胸には一抹の違和感、これはたぶん、胸焼けだ。熱い、あついよぉ…。すぐ、冷まさなきゃ。歌えない。このままじゃどこにも希望がないよ。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
1000年後には、私という存在について何も残らないだろう。それでも君と繋がっていたいと思ってしまった。何でこんなところに居るんだっけ？いつまでここに居られるんだっけ？嫌いな人はいないけど、苦手な人はたくさんいる。大事なことは全て飲んでしまおう。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
いつの間にか、夜も眠れないくらいに君のことを想っていた。きっと、どうしようもないほど君に焦がれているのだろう。大人って、何でも知っているんだと思ってた。でも、私はいま、悲しみの波の中にいる。運命よ、そこをどけ。私が通るのだから。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
純平のことが大好きだった。だからいつも放課後に、君の下駄箱の中に鳩を入れた。私のハートは届いたかな。なんか結婚したって噂を聞いたけど、私はいつも鳩と一緒だよ。愛してる。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
全ての人間が等しく平等である世界とは、等しく蔑まれた世界に他ならないのかもしれないね。天国とは、実は地獄の底にあるものなんだ。みんなそれを知っているはずなのに、なぜか日々酒を浴びて、労働に精を出すんだ。これはきっと、人間であるためのSAGAなのかもしれないね。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
振り返ったら、案外何気なく通り過ぎたことが自分のやりたかったことなんだって思うこともあるよね。そんな時、何もその思い出が残っていないなんて寂しすぎるでしょう？だからね、「やればできる」っていうのは言い訳にはならないと思うよ。「やらなかった」という結果が全てだからね。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
今日は休肝日。それでもあなたに会いたくて、近所のうどん屋に入ってみた。そこで食べたカレーは仄かにお米の味がして、その香りだけでうどんを3杯おかわりしたんだ。でもやっぱり、あなたに会えない寂しさを紛らわせることはできなくて、カレーを追加することにした。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
ポッキーを咥えたまま電車に乗り込んでみれば、きっと素敵なポッキーゲームができるんじゃないかと思った。そして僕は、とても素晴らしい経験をすることができたんだ。君の肩甲骨が綺麗なのは、きっと天使の生まれ変わりだからかな？ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
今日も鏡を見て、ため息ひとつ。本当に嫌になる。醜い、汚い、ヒドイ有り様だ。なんだこの顔は。自分の顔が嫌い。どうやらこの顔、指名手配されているらしい。僕は謝り続ける。きっと君は星になって、僕は塵になったんだ。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
残暑厳しいある秋の通学中、目眩を起こした。目が覚めた保健室にいたあの女性は、そのひんやりした手をずっと、私の額に当ててくれた。私の心は、熱かった。
あの熱さの正体を探るため、いま１人、アイスノンを抱えても、ただ、虚しく冷たいだけ。私の心を温めるのは酒だけなのか。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
たとえこの身が朽ち果てようと、君に伝えたい想いがある。仕事という名の虚無の先に、人々は夢があると信じてやまない。誰もが夢の舞台まで駆け上がるその瞬間を求め、日々働くのだ。だが明日は虚無。この虚無に先に一体何があるのか迷ってしまうのも人類だ。そんな時、お米の声に耳を澄ませよう。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
これを飲んでいたら、気がつくと連休が終わっていた。愕然とした。もはや正気ではいられない。ひどいよ。あんまりだよ。私、なんにも悪いことしてないのに。どうして世界は私を追い詰めるのか。昨日に帰りたい。これを飲めば昨日に帰れるのかな。あぁそうだ、そうに違いない。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
最近、毎日飲みすぎて人生が豊かになりすぎている。正直、世界の半数以上の人類が貧困と飢餓に苦しむ中、私一人豊かになることに何の意味があろうか。苦しい。この苦しみから逃れたい。そして僕らはお酒を飲むのだ。イタイ…イタイ…デモ、ノム。意味なんてない。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
無農薬。つまりそれは農薬を使っていないということだ。ピュアなんだよ。まさかお米たちも、我々のような酔っぱらいの胃袋の中に収められるとは知らずに育ってきただろう。彼らのその純真な心に感謝せねばならない。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
梅に含まれるクエン酸には疲労回復・殺菌効果があるため、上司の戯れ言や顧客の無茶振りがあった日も梅を食べることで全てチャラにできる。でも、毎日梅を食べるのは大変だよね。つまりそういうことだよ。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
「名は体を表す」という諺がある。日本伝統の酒を作り続ける者たちが、この言葉の重みを知らぬはずがない。「門外不出」の銘の通り、この酒は容易に外界へ放って良い味ではないのだ。でも、目の前にある。杜氏たちの英断のおかげで私は今、この世界で生きている。ありがとう神様🙏
あめりあちゃん
お酒を飲むことは私のSAGAである。「あめりあちゃんはどうしてそんなに日本酒ばかり飲むの？」と言われるが、それはSAGAなのだから仕方ないだろう？佐賀とは、それだけでSAGAなのだ。飲酒することは生きること。それを再認識させていただける銘酒。ありがとう神様🙏