幕末から第二次世界大戦を乗り切って今もなお力強くお酒を作り続けている140年の歴史を持つ蔵元
自家栽培の酒米「山田錦」は最高品質、最高級と自負し、米作りから自社生産の日本では珍しいスタイルでフランスのワイナリーのようなイメージですね。
竹林には3シリーズのお酒が用意されており、今回ご紹介する「大瀞(おおとろ)」は精米歩合50%、無濾過生原酒、16度の「かろやか」というシリーズです。
このお酒は「濃い」。とにかく濃い×2の一言。舌の上にいつまでも残る円やかな米の風味、トロッと食感がとても印象的です。しかし、重たさは全くありません。蔵元が紹介しているように「岩清水に感じる甘露」がピッタリの表現。
また一つ新しい「酒の道」を発見した、そんな出会いでした。