初飲み銘柄ですが青森では有名な酒店が扱っており、何度か通販を迷ったこともあります。なのであまり間違いはないだろうと安心の購入。同じ蔵の雪中八甲田と迷いましたがこちらにしました。
常温。ややバナナのような香りがほんのりと。含むと米の旨味が細く立ち上り、酒単体だとそのままじわじわと旨辛で引き上げます。チーズと合わせるともっとキレが良くなります。
40℃だともう少し米の旨味があります。スパッとしたキレの良さは常温以上。
この銘柄はもっと熱くした方が個人的には好みかと思ったので50℃。あまり香りはつんとせず穏やかなままで、旨味がじわじわと出てきて、若干アルコール感はありますがキレが引き立ちます。やはり個人的にはこの温度か。
南部地方の酒は甘くなくキレのあるものが多いですが、ここもそのような印象です。チーズのほかきんぴら、いなごの佃煮、青森名物いかめんちに合います。雑味なく技術力の高さは感じます。今度は旨口か一字違いの朔田を購入してみたいのですが、近年の扱い銘柄のインフレ・飽和傾向の中でうまく入荷してくれるかの方が問題でしょうか。