風の森のスタンダードを4合瓶で購入。
開封すると、白い気体が瓶口から溢れ、ほのかな吟醸香が漂う。
お猪口に注ぐとさらりとした質感で、無濾過ながらほぼ透明。上立香は「ほんのり」であり、これは温度によるのだろう。
口に含むと、白葡萄や若いメロンのような風味がほんのりと感じられる。長期低温発酵に由来するのか、65磨きながら確かに吟醸香があり、しかし行き過ぎておらず品が良い。
香りに続いて、超硬水らしいしっかりしたガス感が口を刺激する(製造後、日が浅くて良かった)。また、サイダーのようなミネラル感あり。
その後、旨みとまろやかな甘み、五味の主張がバランスよく続き、最後に若干の生酒感を残しながらキレよく引いていく。
全体としては、すっと飲める綺麗な生酒という印象。The7号酵母。モダンながらも、その落ち着きからクラシック寄りに感じられる。
明日以降、ガスの弱まりによる味わいの変化を楽しみ、今後、秋津穂507と比較したい。
米:秋津穂100%、65磨き
水:超硬水 硬度250mg/l
酵母:7号
発酵:32日、長期低温発酵醪
度数:16%
製造:2023年2月
2022BY冬仕込みタンク