「蛍」の銘とラベルに惹かれて。冷やでいただく。蛍が飛び交う酒蔵裏の小川だという。蛍が生息できる環境であるとは、良く保全された清流であるに違いない。スッキリしているのだが、キレ過ぎず、口当たりは柔らかい。「夏の酒」を謳っているので、かき氷のようなキンキンのキレ味をイメージしていたのだが、飲んでみると、優しく柔らかく穏やか。なるほど、酷暑の地球環境になってしまって冷房の中に飛び込みたくなるが、本来の夏の涼とはそうだったと思い出させてもらう。本アプリの私の試飲済日本地図、「栃木県」が未到地だったので栃木県の酒を探し、出会わせてもらった次第。日本酒の味わいには土地と物語があり、省察を誘う。日暮里 山内屋さんで24年8月購入