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かぶらかぶら

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タイムライン

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かぶら
竹雀生酛純米にごり2023 うすにごりでなく、かなりはっきりとしたにごり しっかりした原料米の香りに加えて熟成チーズを思わせるパワフルな生酛らしい香りが感じられる 溌剌とした酸と力強い苦味が印象的 ごろごろとした口当たり 旨みはスペックから想像するよりは分厚いものではなく、存外味わいはいかつくない Alcは15-16の表記も、数字よりは高めの印象を受ける ラベル記載の通りフードフレンドリーな仕上がりで、冷やで単体だとやや重たさが目立ってしまう 味の濃い料理を受け止める懐ね深さがあるので食中酒として楽しみたい
新政亜麻猫スパーク
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かぶら
新政亜麻猫スパーク 白玉団子から炊飯くらいの原料香が穏やかながらはっきり感じられる 果実香はライチやメロンが微かにある程度 酸は他キュヴェと同程度かやや豊かなくらいで白麹だからと突出した特徴として出されてはいない 11度と低アルながら旨味が詰まっており味わいに空洞感はない アタックには優しい甘み 優しい原料香が長く余韻に残る 亜麻猫の発泡 他キュヴェ以上に低く抑えられた度数ながらスティルに劣らず味が出ていて、かつまとまっている
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かぶら
新政産土2022 無色透明 乳清を中心に、果実は穏やかで白桃のよう カラーズシリーズの中では香りのトーンが相対的に穏やかな印象で、原料米や果実香が控えめ その結果として他キュヴェよりは木桶が前に出てきているように感じられる 酸はシリーズ比で穏やか 一方で苦みは結構しっかりと出ていて、元々強めな改良信交のコスモスよりも更に強い ただ味わいのバランスを損なってはおらず、重心の低いキャラクターを演出する一要素という程度 カラーズシリーズの陸羽132号キュヴェ シリーズ内、また蔵のラインナップの中でも腰の据わった味わいで原酒13度の酒とは思えない重量感がある とはいえ新政らしさが中心にあり、あくまでも比較の問題に過ぎない シリーズ内ではやや高めの価格設定であるが、意欲的な作品で十分な納得感がある
新政亜麻猫スパーク
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かぶら
新政 亜麻猫スパーク 炊飯を思わせる穏やかな原料香と明確な白麹由来の爽やかな香り 木桶は意外に控えめで乳清が強い アタックにはレモンを齧ったかのような酸を伴う甘み じわりと広がる苦みが長く続き、味わいを引き締める 含み香には白桃のような甘やかな果実香も 亜麻猫スパーク2021 以前飲んだ記憶より生酛っぽさ、果実香が抑えられている、甘みが控えめ、原料香はより炊飯に近いなど差異が感じられた
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かぶら
赤武mountain2023 シルバーがかった無色透明 赤武にしては原料香がやや重たく出ている 一方で果実香は控えめ 穏やかながら存在は感じ取りやすい酸と、他商品比ではややしっかりと乗った旨味 赤武の晩夏商品 マンスリーで限定商品をリリースする蔵の1つとして追いかけ甲斐があるが、盛夏の商品とは明確な違いがあり面白い 軸は変えずに微調整されている
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かぶら
風の森alpha6 6号への敬意 やや霞がかった無色透明 明確な発泡 白桃やメロンの甘やかな香りから、オレンジのような酸と甘さが同居する柑橘まで多様な果実香 原料香は穏やかで白玉団子 アタックは存外ドライ 白麹由来の溌剌とした酸が味わいを引き締めており、テクスチャーは風の森の中でもタイトな部類 酸の影響もあろうが、旨味も同蔵の酒としては控えめな印象を受けた 風の森が新政より譲り受けた6号で仕込むコラボ商品 同じく白麹仕込の亜麻猫を描いたタグが付属している 風の森、新政いずれの味わいと比較してもドライ、タイトな味わいで食中酒として非常によく仕上がっている 産土のように新政に追随する商品をリリースする蔵も増え、十四代ほどではないにせよ緩やかな新政連合が形成されてきた中にあって、明確なコラボ商品でありながら自蔵の特徴を押し出していけるのは流石は油長と言える 500mlと小ぶりなボトルであることもあり、ライトな味わいの食事と合わせてさっと楽しみつつ、背景に思いを馳せながらその作りの妙を楽しみたい1本
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かぶら
風の森 未来予想図1 五種の微生物 無色透明 穏やかな原料香 果実香は白桃、余韻はあまり長くない 生らしい香りを前面に押し出してはいないが、含み香にやや生老ねっぽさが感じられる 溌剌とした酸 アタックにはかすかに甘みが感じられるが、風の森の中ではドライ寄り 旨味はどっしり乗っており、低アルコールながらグリップのきいた飲み口 風の森の周年商品第一弾 他商品と比べるとやや強めの値付けで3,000円ほど スペックやバックストーリーも面白く、絶対評価なら十分に見合うと言えるが、いかんせん他商品が安すぎて相対的に割高感がある
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かぶら
田酒百田 原料香は穏やかで上新粉 典型的な薫酒 田酒の低グレード酒にあるアルコールの立ちはあまり感じられない やや酸を感じタイト 旨味がしっかり乗っており、テクスチャーはふくよかさもある 田酒の缶酒 中身は四合瓶にもある純大と遜色ないレベル 百田の特徴は分かりづらいが、酸が出てややタイトな味わいになるところだろうか
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かぶら
赤武 翡翠 無色透明 果実香は非常に穏やかで僅かにバナナ 白玉団子のような原料香 赤武の季節物との比較では香りのトーン自体が穏やかでやや原料香強め、果実香弱めな印象 アタックの甘みは存外穏やか 酸がやや強く感じられる 中盤からキレのよい苦味が展開し、素早く収束する 赤武の夏酒 ボトルの印象通り低アルで酸と苦味が引き締める爽やかな酒 仙禽かぶとむしのような柑橘を思わせる爽やかさではなく、ノンフレーバーの炭酸水のような爽やかさ
仙禽オーガニックナチュールX2023
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かぶら
仙禽オーガニックナチュールX2023 明確に白濁している 9割磨きとは思えぬ粉っぽい原料香 白玉団子のような原料香にメロン様のイソ寄り果実香、乳清の生酛香と仙禽の平常運転 若干バナナやトロピカルフルーツまで香りが伸びており、より甘やかな印象 スパークリングを謳うだけあって明確なガス 酸はそれなりにタイトだが、生酛の酒としては突出したものではない アタックに甘みは感じるが、香りの印象以上にドライ 日本酒らしい持続する苦味を潔く抑えており、極めてキレがよい一方で生酛の複雑味はしっかりと残っている 仙禽のオーガニックナチュール泡 ワイン文化圏の人間としてはスパークリングの酒にじわじわと広がる日本酒の苦味があまりマッチせず苦手意識を持っていた しかし、これは苦味を抑えて果実味に振りながら、それでも生酛由来、木桶由来の複雑さを最大限生かしており、発泡性の酒に求めるものがきちんと揃っていると感じた 徐々に増える泡酒の中でこれだけワインライクに仕上げながらも日本酒らしさを留めたものは見たことがない 数ある仙禽の酒の中でも出色の出来といえる1本
仙禽UAコラボさくら吹雪
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かぶら
仙禽UAさくら吹雪 非常に淡いサーモンピンク 他商品と異なる赤色酵母ながら、しっかり通常運転の仙禽の香り おそらく速醸仕込みで、白桃やメロンのようなイソ寄りのスッキリとした甘い果実香 60%ながら原料香はかなり抑えられている アタックにやや甘み タイトな酸がテクスチャーを引き締め、他の仙禽より僅かに厚みのある苦味がじわりと広がって続く アフターには果実の甘みが強く立つようなこともなく、余韻も短い 仙禽のUAコラボ春物 冬から春にかけての季節物はあまり磨かない印象だった中で久しぶりの60%速醸は軽やかに感じられる 3,000円と率直に言ってコストパフォーマンスが良いとは言い難いが、限定品の季節物としては抑えに行ってしまう スペック上は仙禽の赤色酵母と希少な1本なので、一度は飲む価値があると感じる
仙禽グリーンナチュール
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かぶら
仙禽グリーンナチュール 無色透明 明らかに一般的な日本酒とは異なる香り 原料香は非常に希薄で白玉団子から炊飯の間くらい 仙禽らしい白桃やライチといったイソ寄りの甘い果実香もある アタックはやや甘みが感じられる じわりと広がる穏やかな苦味 テクスチャーはとにかくフラット、タイトな要素もふくよかな要素も希薄で流れていくよう 仙禽のオーガニックナチュールの仕込みで残った酒粕を再利用して醸す1本 技術的にはリパッソに通ずるものであるが、アマローネとリパッソの差異とは比較にならないほど違いがある 特に味わいの密度の低さは印象的で、まるで蒸留酒を飲んでいるかのようなテクスチャーである 時流に沿ったコンセプトであり、ワインの技法を導入した面白い試みであることから取り組み自体は評価したいが、日本酒と思って飲むべき酒ではないように思え、あまりリピートしたいと考えるものではなかった とはいえ日本酒リパッソとしては唯一の酒であろうから、教材として購入する価値は大いにある
産土2022山田錦非木桶
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かぶら
産土2022山田錦非木桶 白玉団子のような穏やかな原料香 メロンを思わせるイソ寄りの甘やかな香り 老ね香は感じられない 明確な発泡がある アタックは香りの印象よりはドライだが、後に甘みが残る 苦味は穏やかで非常にキレがよい 産土の木桶でない山田錦 木桶仕込に比べてテクスチャは細身に感じられる 加えて甘みも控えめで、非常に盃の進みやすい1本 強いて例えるなら仙禽かぶとむしから甘さを引いて発泡させたような味わい 夏向きの爽やかな酒でアペリティフにぴったり
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かぶら
仙禽UAコラボ復刻 無色透明 原料香は白玉団子から炊飯の間で、やや粉っぽい方に寄っている 9割磨きとは思えないクリアさであるが、オーガニックナチュールシリーズのようにモダンシリーズなどと比べればより原料米に近い 白桃やライチ、リンゴと穏やかながら甘みのある果実香 しっかりと乗った旨味と穏やかな酸 アタックから感じられる甘みと僅かな苦味 仙禽の中でも苦味は抑えられている 仙禽のuaコラボ1本目の復刻 おそらく速醸で、生酛仕込のもの以上に軽い味わい uaコラボは品質と価格のバランスがなかなか難しいものも多い中で、これは若干価格が抑えられている
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かぶら
sake hundred 天雨 無色透明 非常に凝縮感のあるトロピカルフルーツの甘やかな香り 原料香は上新粉、いかにもな高精米 アタックには仄かな甘みと苦味が感じられる 苦味はグリップのきいたしっかりしたものだが、あまり持続せず収束する 僅かに酸も感じられ、これだけ豊満な香りながらテクスチャーに緩みはあまり見られない サケハンドレッドの生キュヴェ 突出した個性を感じさせるというよりはバランスよく高得点の優等生タイプ 一切老ねたところがないクリアな甘さを感じる香りでありながら、まるでカリシャルのような凝縮感があるのは偏に技術の賜か 極めてわかりやすい品質の高さで、価格への納得感を高めようとする努力が感じられる 高所得者や旅行客が日本酒の複雑さを楽しむ手前でつまづかないよう手を引いてくれるエントリー向けの酒としては非常によくできたコンセプトだと感じた 一方でいわゆる熟成グランヴァンのような凄みを感じる飲み物とは正反対にある存在で極めて狭い層をターゲットにした酒になるのだろうと想像する
仙禽オーガニックナチュールゼロ2023
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かぶら
明確なにごりと発泡 仙禽にしては木桶由来の香りが強く出ていて、原料米や果実がやや押されている 原料米は炊飯のようだが控えめ、麦のようなどっしりとした穀物香が感じられる アタックの甘みは控えめ 続いて木桶由来?の荒いタンニンと苦味、篭ったような複雑な味わいが出てくる 他のキュヴェと比べて粗さを隠さずストレートに出している 仙禽のオーガニックナチュールシリーズから新たなキュヴェがリリース にごり生ながらキレイに整えられた雪だるまとは大きく異なる荒々しいキュヴェで、香りから味わいまでとにかくパワフル 仙禽は木桶や低アル原酒生酒など特徴ある商品設計が楽しいものの、いずれもキレイな完成品となっていてそれぞれの特徴が捕えづらくもあるが、これは明らかに逸脱している 価格も抑えられているので、未調整の仙禽を楽しむ良い機会となりえる1本
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かぶら
赤武snow2023 霞がかっている パイナップルを思わせるイソ寄りの豊満な果実香 原料香は穏やかで上新粉のよう 明らかなガス感 アタックは香りの印象よりはややドライで甘さは控えめ すぐにフェードアウトしていく優しい苦味とわずかな旨味が主要な要素で、低アルも手伝ってスルスルと飲めてしまう 極上の切や魂の大業は非常に細身で繊細な味わいの中にクラシックな日本酒らしさを散りばめたグランヴァンならぬグランサケともいうべき堂々たる風格であったが、こちらはモダンで親しみやすい仕上がり 低アルの生でありながら老ねた感じが全くしないクリアな味わいから技術の高さが窺える 季節モノで入手性に難はあるが、赤武らしい見るべきところのある1本と感じた
仙禽立春朝搾り純吟生
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かぶら
仙禽立春朝搾り 純米吟醸生原酒 わずかに発泡が見られる 生酒らしい甘やかな香りで、微かに老ね感もある 白玉団子のような原料香、イソ寄りのメロン香といつもの仙禽 アタックには少しの甘み 同時に苦味も出ていて、展開、収束とも早い 速醸ながら僅かに酸が感じられ、テクスチャーはまとまりがある 仙禽の立春朝搾り 速醸生原と立春朝搾り向けのスペックかと思いきやいつもと何ら変わらぬ仙禽のキャラクター 速醸ゆえか余韻が短く味わいの展開、収束が早いので、ウォッシュ効果を発揮しながらスルスルと飲める
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かぶら
日日 山田錦 グラスに注ぐと明確な気泡 イソ寄りの穏やかなメロン、白桃 原料香は白玉団子くらいの穏やかなもの 乳清のようなモダン生酛らしい香りがある 木桶のようなヒノキも含み香に抜ける アタックには仄かな甘み わずかにキュッと締まったタイトな酸が感じられ、味わいはよくまとまっている 苦味は収束が早く、キレよくフェードアウトする 日日のスタンダードライン alc.13%、生酛、木桶?と交流があるという仙禽や花の香産土に近しいスタイル 特に仙禽には共通点が多く、キュヴェにもよるが苦味のキレの良さや酸による味わいのまとまりからくる品の良さでは一枚上手かもしれない
不動2001年醸造 本醸造原酒
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かぶら
不動2001年醸造 本醸造原酒 ゴールドがかったイエロー 椎茸、蜜蝋から焦がした醤油やチョコレートまであり、しっかりした熟成香 丸みがあり非常にまろやかなテクスチャー かなりドライさを感じるアタック 僅かに醸造アルコールの舌がピリつく感触が感じられる 含み香には生米のような原料香がゆったりと抜けていく 不動の01vt 容赦なくドライな味わいと焦がし醤油まで出るほどの熟成感 alc.18%もあまり隠れないつくりでシェリーのような酒精強化ワインに通ずるところが感じられる 個人的には好みのど真ん中な1本だが、2,000円以下でこれを楽しめるのだから日本酒の古酒文化はまだまだ発展の余地が大いにある
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