滋賀県、高島市。株式会社福井弥平商店。
「萩乃露 特別純米 十水仕込 雨垂れ石を穿つ 露冴る」
江戸時代の製法の十水仕込は、水と麹の割合が半々で仕込む製法。普通より水が1〜2割少ないとのこと。
「雨垂れ石を穿つ」では初めての生原酒で、しかもしぼりたての新酒生原酒。
冷酒にて頂く。
色はクリアでほぼ無色透明。
上立ち香は、ほんのり酸っぱいような麹香。
口に含むと、初めはスルスルっと流れて、舌の上でブワッと濃厚な甘味と甘酸っぱさが広がる。
生酒のジューシーさとフレッシュがあり、重めの濃厚な甘味を甘酸っぱさが中和して、舌の上を甘ったるくなく爽やかにする。
甘みのあとに深いコクと旨味を感じられて、あと味は少しアル感ある。
滋賀県が『萩乃露』で、宮城県が『萩の鶴』ってのも、一文字違いでテストだったら必ず出るところやな。このお酒を買った酒屋さんは、ややこしい事に両方の銘柄を置いてた。
■原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
■使用米:滋賀県高島市産みずかがみ100%使用
■精米歩合:60%
■アルコール分:15度