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こるね
＜甘フルで じゅわっと広がる 苦渋味＞
桜から分離された、桜酵母のお酒。
香りは、ほんのり旨甘。桜っぽさはあんまりわかりませんね。まあ、桜の香りって、桜餅みたいに葉っぱの香りの印象が強いですし、そもそも酵母とその木や果物の香りには直接関係があるわけじゃありません。とは言え、バナナ酵母みたいに、めっちゃバナナの香りのお酒になって面白いものもあるんですけどね。
口に含むと、青リンゴの甘酸っぱさがぽわん。そこから、甘苦渋旨味がじゅわん。そして旨渋の含み香がぼわっと口の中に広がりつつ、後味にも残ります。
ちょっと渋味が目立ちますね。特徴になっていてそこまでマイナス要因ではないけど、少し気になります。
ジブリで例えると「On Your Mark」のASKAさん。CHAGE＆ASKAのアスカさんですね。甘い声とマスクのイケメンです。でも劇中で演じる警官の仕事は、苦味渋味がたっぷり。
好き度：★★★☆
※ブログにはキャラ画像などを補完したフルバージョンを載せます。よかったら「こるね酒」で検索するか、プロフィール欄のリンクからお越しください。
こるね
＜梨甘酸 澱のほの苦 なめらかに＞
色はほんのりおりがらみ。白と言うより銀ですね。美しい。
香りはおだやか ラムネ梨。ん？ちょっとオイリーな感じもあるかな。
口に含むと、糖分＆熟れきっていない梨の甘酸と、ほの苦ぽん。からの、さらに甘酸ぽぽん。くっきりフルーティーで、ほんのり澱の苦じわも気持ち良いです。
そして凄いのはここから。味わいはくっきりなのに、口の中でふわっと溶けて、喉を通らずに消えていきます。なめらかすぎて、喉を通る感覚が全く無いんです。なのに後味だけはきれいにじわーん。含み香も梨ほわん。
やっぱりめちゃくちゃ美味しいですね。去年より、糖がくっきりしている印象があります。そして後味にわずかな渋味。
ジブリで例えると「思い出のマーニー」のマーニー。ジブリにはたくさんの魅力的なキャラクターが登場しますが、美しさではマーニーがいちばんだと思うんです。フレッシュさとかすかな愁いを持った美しさです。
好き度：★★★★☆
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こるね
＜爽やかな やさしいミルクと ヨーグルト＞
日本酒ベースのヨーグルトリキュール。
色は、濃いミルクの乳白。
香りは、密度を感じる甘ヨーグルトとミルク感。ヨーグルトの乳酸感とは別に、やさしいミルクを感じるのが面白いですね。美味しそう。
口当たりは、とろりん濃厚飲むヨーグルト。爽やか乳酸、酸甘うんま！！！ にごり酒ではないので、米粒感はありません。
これは、ただのヨーグルトじゃなくて、ミルクを混ぜた飲むヨーグルトですね。酸味もしっかりあるのに、なめらかな甘味が心地良くて、やさしくとろとろりん。
とても濃密なのに主張は強くなくて、後味もいつのまにか自然に消えています。爽やかで、しつこさもアルコール感も全くないから、いつまでも飲めそう。
めちゃくちゃ美味しかった～。
ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」のシータ。かわいくてやさしい理想的ヒロイン。なんとなくシータって、ミルクを搾ってる姿が似合いそうな雰囲気ありますね。
好き度：★★★★☆
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こるね
＜とろピリで 酸甘じゅわっと 苦じわり＞
寒菊銘醸さんの千葉県内限定酒。
香りはふんわり米旨。甘フルーティーな予感はあるのに、香りからはあんまり感じない不思議。
口当たりは、とろっとピリピリ炭酸感。マスカットの酸甘からの甘じゅわ。と思ったら、苦アルがそれをきれいに切ってくれます。うまっ！！
アル酸な含み香がかわいく鼻をツンとしてくれて、後味苦甘じわり。そしていつの間にか消えています。
苦味があるけど、その分だけ食事に合いやすそう。
寒菊さんもあんまり深掘りできていないんですが、これまで飲んだものと比べるてみると、甘シュワなところは似てるけど、とろ苦がちょっと違う感じ。でも美味しいのはどっちも同じですね。
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のウルスラ。絵描きさんです。森の中に～、夏の間住んでる～♪ 映画本編には名前が出てこないんですけどね。フレッシュなんだけど、甘さを前面には出していません。
好き度：★★★★
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こるね
＜甘口の 中にほの苦 メロンふわっ＞
あのCEL-24酵母のお酒。
香りはおだやか、ほの甘フルーティー。
口当たりは、とろり酸甘 青リンゴ。控えめだけど爽やかな甘酸っぱさがかわいいです。と思ったら、メロンの甘味がじわっ！ 一歩遅れて、気持ち良い苦旨もじわっ！ その苦みがじんわり後味に残りつつ、苦アルほの甘の含み香がふわん。
この苦味が気持ち良いですね。ベタベタ甘いんじゃなくて、甘味をきれいに切ってくれます。
亀泉さんの甘さとは、けっこう違いますね。甘いけど、その中に苦旨もちゃんとあって、食事とも合います。どっちも美味しい。
ジブリで例えると「魔女の宅急便」の先輩魔女さん。かわいいけど、それだけじゃない。1年の修行で苦味をたくさん知って、しっかりしています。
好き度：★★★★
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こるね
＜まろやかで やさしい辛口 ふわうま～＞
今回のお酒は、真冬に搾った純米吟醸酒を、すぐに約0℃の雪洞で貯蔵した雪洞貯蔵酒。夏前に雪洞の施設から移動させて6～10月に出荷するんだそう。期待が高まりますねえ。
それでは、飲んでいきましょう。
香りは米旨きれい。
口当たりは、するとろごく淡麗。そこから旨甘酸苦アルコール全てがほわっとふくらんで、ほのかな旨アルとやさしい後味を残し、きれいに消えます。
なるほど、まろやかでカドのない、やさしい辛口です。さすが雪洞貯蔵。ふわうま～。
アテに合わせたのは、せせり塩焼き。良い具合に脂の乗ったお肉と、お酒のきれいな旨味が合う〜。
ジブリで例えると「となりのトトロ」の中トトロ。とんがったところがなくて、甘さとかフルーティーさとかはまったくないんだけど、まろやかかわいいです。
好き度：★★★★
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こるね
＜甘じゅわん 豊かに広がり 溶けていき＞
香りは、米旨メロン。お？いつもの十四代様より濃い気がします。原酒だからかな？
口に含むと、冒頭から甘じゅわん。メロンと梨と米シロップ。その後で微ピリ炭酸感とほんのりフルーティーな酸。後半は旨苦じわり。余韻は甘苦ほわわんと豊かです。
そして、十四代様と言えば、体に馴染むなめらかさ。液体なのは最初だけ。口の奥で溶けて消えて、喉を通る感覚がありません。お酒が幸福感に直接変わったみたい。
ほわあああ。やっぱりめちゃくちゃ美味しい。そして濃いですね。十四代様は、儚く美しいものも多いけど、今回は華やか美人さんでした。
美味しかった～。
ジブリで例えると「紅の豚」のジーナさん。とても甘く美しく、爽やかさもあって苦味は控えめだから、ラストの決闘後のジーナさんですね。颯爽と現れてお祭り騒ぎを収拾するジーナさん。カッコいい！
好き度：★★★★☆
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こるね
＜淡麗から 味わいぐぐぐっ 旨辛口＞
武蔵野酒造の荻原杜氏が、島根・板倉酒造の「天穏」に蔵見学に行って感銘を受け、リスペクトの気持ちを込めて付けたというお酒。
ちなみに、お店のメニューにはフルーティーと説明がありました。
香りは、確かにフルーティー。でも甘さはなさそう。ほのかに米旨とアルコール感もあります。
口当たりは、するり淡麗ほの旨きれい。と思ったら旨味がぐぐぐっ。最後は旨アルがぶわっと広がって、旨余韻たっぷり。甘味は気配だけ。
これは旨辛口ですね。
ジブリで例えると「もののけ姫」のエボシ御前。甘そうに見えて全然甘くない。
好き度：★★★☆
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こるね
＜かわいくて 意外に硬派な 猫ラベル＞
香りは、おだやかにお米の旨さとバナナとアルコール感。
口当たりは、するりと甘旨酸。そこから甘旨がふわっとふくらんだと思ったら、最後に旨アルがどわん。後味はじんわり残り、舌の上の余韻を残してふわっと消えます。
前半はモダンっぽいお酒だと思ったら、後半は旨アルクラシックな感じですね。面白い。そして、美味しかった！
アテは、先ほどと引き続きの厚切りベーコンがよく合っていました。煮物なんかも良さそうですね。
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のトンボ。最初は今風の甘フルーティーかと思ったら、意外に硬派でした。原作では、キキのひとつ年上の14歳という設定。それなのに仲間と一緒に人力飛行機を作り上げて、そのパイロットを務めるんですから、たいした奴ですよ。
満足度：★★★★
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こるね
＜ふわとろん 甘旨じんわり 旨ぐぐぐっ＞
香りは、お米の旨甘と、心地よくツンとするアルコール感。
口当たりは、ふんわりとろんと旨甘酸。お米の旨味、ほんのり果実感のある甘味、乳酸の酸味。そこから甘旨がじんわり広がって、旨味はさらにぐぐぐっ。純米らしいしっかりとした旨味がふくよかです。含み香は旨アルが鼻にふわっと届いて、後味はじわーーーっと気持ち良く長い。うまーーーっ。
赤武さんにしては、ちょっと辛口に寄ってますね。甘味もほわんとあるんだけど、後半～後味にかけてはしっかり旨辛口です。食中酒に良さそう。
ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」の、おかみさん。まだ20歳なのに、すっごく貫禄がある。40代の親方を完全に尻に敷いています。強い！ でも、強いだけじゃなくてやさしいです。「いい子じゃないか、守っておやり」という言葉で、パズーが逃げやすいように背中を押してあげています。
満足度：★★★★
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