愛知酒です。
2月に名古屋へ行った時に酒泉洞堀一さんの本店にて購入。
本当は同蔵が出している众(ぎん)という銘柄が狙いだったのですが、今は地元岡崎でしか流通していないとのこと。
それでも、こちらはさけのわでもちらほらと見かける銘柄だったので気になっていました。
いざ開栓。勢いはないが、キュポッと良い音が鳴る。
香りはほぼなし。
注いだボディには微発泡。
口に含むと、ライチ系の甘酸っぱい酸味が利いたフルーティさが広がる。
それから夢散水特有の穀物感のある風味が感じられ、スッキリ流れていく。
舌に乗せると、微発泡による軽やかなチリチリ感も感じる。
ガス感や甘酸っぱさ、それらが複合されて感じるフレッシュ感は、生酒を意識したつくりであるように感じます。
酒米の個性も活かしながら、スッキリとした酒質です。
しかし私は金鶴を飲んだ後にこちらを飲んでしまったので、旨味という点では金鶴に軍配が上がってしまいそう。
やや食中寄りではありますが、どんな食事にも合わせやすく、かつ単体でもスルスルと飲めてしまう味わいの綺麗さが、このお酒の魅力と言えます。