鷗樹 生酛純米酒 平成29酒造年度産
栃木県小山市の蔵ですが、酒造米は兵庫県産の山田錦100%。
穏やかな穀物の香りとなめらかな口当たり。キレ味のある酸味が心地良く、洗練されているようでいて、余韻に土の味わいを感じる、良い意味での田舎酒。
私好みのとびきり燗にすると、バランスが崩れてエグ味や渋味が気になりますが、48℃ぐらいの上燗だとピタリとハマった感じになります。
野菜の炊き合わせとか青菜のおひたしや根菜のきんぴらなど、やたらと野菜を食べたくなる味わいです(笑)
しかし、どうしてなんですかねえ…⁇
こちらの蔵に限った話ではありませんが、日本中の蔵が地元とは縁もゆかりもないところでつくられたお米でお酒を醸していることが、本当に理解できません。
確かに、出来の良い兵庫の山田錦や岡山の、雄町からつくられたお酒は美味しいですが、それはもともとそのお米の産地に紐付いた美味しさだと思うんですよね。
私はワインも大好きなので、比較すると不自然さが気になります。