バッグを愛用するくらい「つきよしの」の大ファンです。
今回は、地元・武石地区で育てられた山恵錦を使った緑ラベルをいただきました。
香りは控えめながらもフルーティーで、すっと立ちのぼるような爽やかさ。
口に含むと、きれいな酸が印象的で、透明感のある旨みが静かに広がります。
軽やかでありながらも、芯のある味わい。新緑の風のような一本でした。
使用されている「山恵錦」は、長野で生まれた酒米で、雑味が少なくキレのよいお酒に仕上がるのが特徴。
このお酒は、その魅力を素直に引き出していて、素材と造り手の誠実さが感じられます。
醸すのは、明治29年創業の若林醸造。
一時は酒造りを休止していたものの、若林真美さんが蔵を継ぎ、2015年から本格的に再始動。
地元の米と水にこだわり、丁寧に醸される「つきよしの」には、土地と人の想いが詰まっています。
静かに寄り添ってくれるような、上品で清らかな一杯でした。