Logo
さけのわ飲んだ日本酒を記録して好みの日本酒を見つける
かぶらかぶら

登録日

チェックイン

64

お気に入り銘柄

0

お酒マップ

飲んだことのあるお酒の産地に色がつきます

タイムライン

冩楽純米大吟醸雫取り
alt 1
16
かぶら
写楽 純米大吟醸雫取り 無色透明 白桃やライチ、メロンまであるかなりイソ寄りな果実香 原料香は白玉団子のようで、最近の40%磨き純大規格としてはしっかりしている アタックからしっかりと甘みが感じられる ほどよい酸と旨味 特筆すべきは非常にクリアで雑味がない上、苦味を抑えながらもテクスチャーに緩みが見られない点 これくらいの磨きだと意図的かそうでないかは蔵によるだろうが、苦味がテクスチャーを引き締める役割の一端を担うことが多い印象 かと言って抑えれば味わいに緩みが生じてだらしなさを感じさせることもあるが、これは抑えながらバランスが取れている 飲み疲れさせない軽やかな、しかし旨味と華やかさを兼ね備えた良酒と感じた
alt 1
22
かぶら
北雪 大吟醸 YK35 その名の通り典型的な華やか大吟醸 穏やかな原料香にグレープフルーツのような柑橘 含み香に醸造アルコールの青臭さがはっきりと感じられる 控えめな酸 力強い広がりのある苦味とチリチリしたアルコール テクスチャーはややふくらみがあるものの、膨張感はない 正に名は体を表す酒質であり、教科書的YK35 八海山大吟醸との比較ではより淡麗寄りで旨味、苦味とも総量は小さく感じたが、生産量に対する輸出比率が高く、外国人からの人気も高いとの評の理由はこのあたりにあるのかもしれない 税込4,950円は安くはないが、涼やかなボトルデザインと今となっては鑑評会へのやや批判的な響きも伴う銘は話題性を帯びており、独自の出番がありそうな一本 YK35が世代の日本酒党、あるいは逆にYK35を歴史と捉える世代へのギフトに向くのでは
2
かぶら
せんきん かぶとむし2021 原料香は穏やかで白玉団子のような、それほど粉っぽさを感じさせないもの 柑橘に加え、みずみずしい白桃にメロンも見え隠れする 新政と比較するとよりイソ系果実香に振った構成という印象 ぴちぴちとした酸とさっと消えるが存外グリップのきいた苦味 テクスチャーはシャープというよりはコンパクトで、余韻は続くがキレ良い味わい 低アル原酒の長所が生かされており、さっと飲める軽快さとその中でも感じられる味わいが出ている 蔵のイメージから生酛との先入観があったが速醸?
alt 1
24
かぶら
初亀 秘蔵純米大吟醸 亀 無色透明 典型的なイソ寄りの甘やかなバナナに白桃 香りは高くなく穏やかで、原料香は上新粉を思わせる高精白ならではのもの アタックには控えめな甘み 酸は穏やか じわりとゆるやかに広がる苦味があるが、強さの面でも甘さを上回っている ずっしりとした旨味が感じられ、第一印象はふくよかだが、苦味とともに収束してまとまる 初亀のフラッグシップ 分かりやすくハイグレードな香り、低温熟成からくる柔らかく味わいをまとめる苦味とフラッグシップを名乗るに相応しい要素を備えている 特徴的なのは広がりと持続力をもった穏やかな苦味が旨味まで包み込んで綺麗に収束する点で、キレの良い味わいと長い余韻のコントラストが面白い 一方で苦味そのものはそれなりにパワフルでやや飲み疲れしそうな面もあり、どちらかと言えば日本酒に慣れ親しんだ層に受けそうな設計と感じた 濃い味のウォッシュより薄味・苦味とのペアリングに期待したい一本