2024年のテーマは「時代を超えた酒造り」だそうで、山川光男がさまざまな時代を行き来します。
今回の醸造担蔵である男山酒造さんは、同蔵の方向性を決めた南部杜氏、佐々木四郎氏が在籍した最後の年である1998年にフォーカスして、時代とともに酒造りのやり方も変わる中、往時の佐々木杜氏のメソッドを可能な限り忠実に再現して醸したものだそうです。
使用米は山形県の酒米「出羽燦々」。高精白で味のきれいさ、柔らかさが際立つ特性を持つ最も馴染みのあるお米で、佐々木杜氏好みの辛口で香気を抑えた流麗かつ質実なお酒でした。