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ふわっと広がるのは、完熟メロンや白桃のような、やさしくみずみずしい香り。口に含むと、甘みと酸味がバランスよく広がって、プチッと弾けるような爽やかさも。おりがらみらしいふくよかさもありながら、後味はキュッと引き締まり、飲み疲れしない一本です。旨みはしっかりしているのに軽やかで、どんなお料理とも仲良くなれそうな味わい。
造り手は、山口県・阿武の鶴酒造の6代目、三好隆太郎さん。昭和58年に休業していた蔵を一人で再始動させた方で、前職はなんと内装デザイナー。実家の蔵を復活させたいという想いから各地の酒蔵で修業を積み、ゼロから蔵を立ち上げた熱い人です。
「三好」は彼の苗字でもあり、「麹・米・水」「売り手・買い手・世間」など“3つの良きもの”への想いを込めた名前。ラベルの「三」は1を3つ重ねたデザインで、「ひとつひとつの工程を丁寧に、1滴ずつ大切に」という気持ちが形になっています。
フレッシュで親しみやすく、でも芯があって美しい。
そんなお酒が「そばにあったら嬉しい」、きっとそう思わせてくれる一本です。