ふんわり乳酸菌飲料の上立ち。
思ったほど甘くない。酸味は弱く、辛味や苦みはほとんどない。重さはゼロGで瑞々しい。
キレよく、後味すっきり。甘すぎないところとアルコール感が残らない点が高ポイント。
米の気配はなく、もはやかつて米だった痕跡すら感じられない。かと言ってフルーティーでもない。
ないないづくしだが、元来、酒造りとは余計なものを削ぎ落として核を抽出する、そういうものだと思う。例えるなら仏像師が無垢の木材から仏像を削り出す(中に埋まっている仏像を掘り出す)ようなものだ。
そういう点で美味しさの純度が極めて高い。どうしたらこんな芸当ができるのだろう。つくり手の技に拍手を贈りたい。
好き度 10/10