今年の春先に購入してずっと常温保管していた一本。
まずはそのまま常温で器はワイングラスで。
入口は稲藁の香りにほんのりと甘い水飴の香りが混じる。
口に含むと丸みを帯びたお米の分厚い甘さに入口の藁の香りと穏やかな酸が口の中でバランスする。
最後は分厚く穏やかな酸で柔らかくキレていく。
次は燗で。錫製のちろりで湯煎で50℃くらいまで温めて、器は平杯で。
入口は、常温よりも優しくなった水飴の香りとアルコールのボリューム感。
口に含むと温めることでより丸みを増したお米の甘さと、温めることで端正な輪郭を帯びた酸が見事に合わさります。
美味いですねー。
こういうクラシカルで骨がある味わいをベースに程よく熟成の進んだお酒がやっぱり大好きです🍶
夜が寒くなって来て久々に温かい日本酒が飲みたくなり開栓しましたが、このお酒にして良かったという幸せを頂きました✨