春の戒め
冷たいうちは清涼感のある香り、温度が上がってくると熟した果実と蒸米のミックスしたような香りになってきます。口に含むとキリっとしたアタックときめの細かい発泡感を感じ、透明感のある味わいから蒸米のような含み香が上がってきて、その後に口の中に辛みがピリピリと広がっていきます。口の中に辛みを残したまま、喉ごしはスッキリ。
日本酒の辛口は色々ありますが、良くある喉が熱くなる感じとはまた別の、口の中が辛くなるという意味で辛口だと思いました。気候も良い季節でぼんやりしてしまうところを、ピリッと刺激して目を覚ましてくれるお酒。