More Turkey
程よく琥珀色が旨味の豊富さを訴えかける、口に含めば見た目を裏切らないボディの太さ、静かに立ち上がる磨いた米の吟醸香、純米とは違う濃厚旨口だが繊細な呑み口
純米ではない部分に蔵人の技が冴える
時代によってアルコール添加の目的は変わってきた
江戸時代は防腐(柱焼酎)、昭和はコスト削減(三増酒)、現代は香味の引き出し
特定名称酒には原料の10%未満しか添加できない、あえて純米を捨て技を活かす、なのに昭和のイメージが色濃く残っているのが悲しい
まる田は原酒だが香りは穏やかで上品、呑み口とのコントラストを味わってほしい