楠の先端から根っこへ
香川へ旅行へ行った際のお土産として購入したもの。以前に旅館でいただいて美味しかった記憶があったのと、蔵元限定ということで、チョイス。
爽やかな酸味、蒸米、洋ナシ、奥にアルコールを思わせる香り。ニュートラルな口当たりからすぐに優しい甘みと強めの酸味を感じ、上立ちと同質の香りが上がってきます。飲み込んだ際に甘旨味を感じ、ピリッと辛さを感じてから、どっしりとした余韻が続きます。
酒蔵の御神木である大楠から採れた酵母で醸しているとのこと。味わいの変化が爽やか系から入ってどっしりと締めるので、あたかも楠の先端の軽やかさから幹や根のしっかりした様子を表しているようです。
香りが少し新政を思い出させる。余韻が続くので、スイスイとはいきませんが、余韻をしっかり味わって、じっくり飲みたい一献。
★★★★