初めての玉川、初めてのIce Breaker、初めての京都のお酒。ロックでいただくと、香りはラムネのように爽やかで、どこかサトウキビを思わせる甘さも感じる。口に含むと清涼感あふれる柑橘系の酸味が広がり、後味はスッと切れてとてもクリーン。長いものだし漬けやかまぼこの淡い旨味にはシャープさがよく映え、鴨肉に合わせるとふわっと優しい甘みが立ち上がって面白い変化があった。ロックならではの涼しさと軽快さを存分に楽しめた一本。なお、ストレートで飲むとお米の旨みが広がり、これまた全然違う味わい。とても面白いお酒。玉川が温度変化による味わいの違いが醍醐味と言われる所以を感じた。
Ice Breakerは現杜氏のフィリップ・ハーパー氏により開発されたとのこと。