鮮やかなエメラルドグリーンのラベルが涼しげで、初夏の風を思わせる一本。ボトルの透明感と結露が相まって、まるで冷たい小川をそのまま瓶に閉じ込めたかのような爽やかさが視覚からも伝わってきます。
香りは青りんごやシャインマスカットを連想させるフルーティーな爽やかさ。口に含むと、やわらかな甘さとともに、すっと溶け込むような酸味が広がり、のどごしまでとても軽やか。ピンクグレープフルーツのようなほろ苦さがふわっと残る余韻も心地よく、飲み進めるたびに涼感が増していく印象でした。
アルコール度数は13%と軽やかですが、味わいにはしっかりとした輪郭があり、夏酒としての満足感は十分。暑い日にキリッと冷やして楽しみたい、まさに“透明感”という言葉がぴったりの一本です。