Luka
国産米60%磨き、酸度−1、日本酒度1.5
濃醇辛口に類しますが甘みが強く、トロッとした質感があり、優しい味醂のような印象です。常温では杉の香り仄か、懐かしい昔の日本酒を連想します。御燗にすると惚れ惚れとする程旨味豊かに膨らみ、甘みのキレもよく、口の中で回せば奥の方に苦味と酸味も見つけることができます。
トマトスライスなどには不向きですが、出汁のよく効かせた和食から漬物、煮物、更には京料理のような上品な料理にもピッタリと合いました。
また飲みたい度 8/10
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Luka
日本酒度＋4、酸度1.6、ぎんおとめ70%磨き
濃醇辛口と淡麗辛口の境界線上に位置しますが、辛口感は少なく優しい印象です。
香りは流行りの吟醸香ではなく古くからのお米らしい懐かしさがあります。
温燗にすると、フワッと豊かに膨らむと言うより、小粒に丸くポッと膨らむやいなや、すきっと清らかな酸味で切り取られて半円の形となります。
その様は、派手で存在感のある牡丹や芍薬ではなく白梅を連想しました。
煮物、胡麻和え、豆腐にお刺身、どんな和食にも控えめに寄り添ってくれる好印象を感じました。
また飲みたい度=7/10
Luka
日本酒度-2、酸度1.4、山田錦55%磨き、淡麗辛口に分類されますが淡麗甘口の印象です。
甘辛酸香がどれも高めで口の中でせめぎ合いギリギリのバランスを保ちます。
反面、派手な印象が目立って、食中酒には不向きかなと感じました。
それだけで飲むタイプのお酒、またはカボチャや金時豆の甘煮でしたらいいお供になりました。
また、燗酒にすると膨らむと言うよりは派手さが落ち着くと言った印象です。
また飲みたい度3/10
Luka
日本酒度＋1 酸度1.3 濃醇辛口 五百万石55%磨
燗酒コンテストにて金賞。
含むと円に囲まれた規則正しいメッシュから苦味と酸味が小気味よく放たれてスカッとしたビールのようです。
そのあと一瞬、舌には生酛らしい旨味を感じますが、すぐさま炭酸を連想させる返り香が鼻を刺激して消されます。
燗につけるとそんな特徴が薄れて、ぬる燗以降はエグミが気になり、スタンダードな燗酒とは異なります。
生酛らしくなく、燗酒らしくないところが新しいタイプの燗酒という評価になったのかもしれません。出汁の効いた清楚な和食やお刺身と言うよりは、フグの唐揚げや炒め物などに似合いました。
また飲みたい度 2/10
Luka
2019年 初春
日本酒度＋5 酸度1.5 淡麗辛口 五百万石55%磨き
淡麗辛口に類しますが、ぬる燗で山廃の深みがさらに柔らかく豊かに膨らみます。
弾力のある丸味の中に旨味が揃ってバランス良です。
旨味がしっかりとして出汁の効いた和食（鍋、煮込み、焼魚など）に適します。
また飲みたい度 8/10