桂川 絶滅危惧酒 レッドリスト
醸造アルコール 65% 15度
720ml1100円くらい
名前でこりゃあ興味をそそられると思い購入。
「当蔵独特の四段仕込みで醸す芳醇な酒質」
「日本酒度・酸度はあえて公表しない」
と裏ラベルに記載。
蔵のある粕川町は昔は養蚕が盛んで共働きが多かった。そのため嫁が食事の準備をしている間に夫はアテなしでも晩酌できるように、と味わいのある甘口の酒が好まれたとのことだ。その甘みはもち米を最後に使う珍しい製法で、なおかつ四段仕込みなので甘みが増す。甘みはもちろん昨今の流行りの甘さとは違うもの。ところが時代は辛口ブームが訪れ芳醇ブームが訪れ、
この古くからしたしまれてきたこの酒ももうなくなっちゃうかもしれませんよ、、?
てな思いもいれて「絶滅危惧酒」というやや皮肉めいた酒が誕生したのだ。
実は飲み終わるまでもち米使用に気づかず、なにか甘みはベタッとした田舎っぽい味だなあと良くも悪くもでいたが調べてみればなるほど、コンセプトがしっかりしているなと。桂川のスタンダードも飲んでみたいところだ。
評価☆☆☆ 20200430