酒蔵見学の様子をメディアで見かけて気になった蔵元。二宮金次郎の像で有名な、二宮尊徳が報徳仕法を実践したという日光の地のお酒。報徳訓を記したラベルも素敵である。
[純米グラス]
香り:常温・開けたてでは日本酒の香りを感じたが、開栓後、冷やで他の銘柄(直実、秩父錦) と飲み比べると印象が異なる。すがすがしい果物の蜜の香り。フルーティなのではなく、凝縮された果実の"蜜"のような澄んだ甘い香り。適当な果実名が見つからないが、敢えて言えばりんご?なし?黄色のイメージ。
味:舌触りがまろやか。秩父錦(埼玉県秩父市) よりはふっくらとした強さを感じる、澄んだ丸い上品な味わい。鼻に甘めに香るが味に甘ったるさは無く、口の中に残留感もない、香りと味のバランス良。美味しさに嫌みの無いお酒。香りと飲んだ後に淡い酸味を口の隅に感じる。開栓して2週間経っても、酸味が増えず、ふくよかになる印象か。
相性:食べものと一緒の方が、単体より甘みを感じるが、酒の個性が邪魔せず美味しくいただける。刺身、鮨との相性良し。蕗のとう味噌とは抜群に合う。
この日飲み比べた純米酒3種(直実、秩父錦、尊徳)では最も好み。