アラサー酒呑童子
日本酒バルにてグラスで一杯。
生詰由来か質感はややとろみが感じられ、色味は透明で、ほんのりと吟醸香が立つ。
口に含むと香りが膨らみつつ甘みを強く感じ、マスカットのようなジューシーさがある。まろやかな米の旨みとコクがしっかり感じられ、濃醇甘口・旨口という印象が強い。55磨きにしては厚みがあり、同時にフルーティーさもあり、本醸造だからこその味わいなのだろうか。
飲み込んだ後は甘みと、かすかに吟醸香が残るため余韻がある。
全体としてはモダンな甘旨酒という印象で、さすがは十四代という存在感である。
精米:55磨き
度数:15%
製造:2023年4月