アラジン
不老泉を楽しむ会にて、山廃セットの最後は、山廃仕込純米吟醸備前雄町滓酒(生)です。
酒母米6%が滋賀県産山田錦、醪の掛米94%は岡山県産雄町で、精米歩合は55%。
蔵付き天然酵母で醸されており、日本酒度+1、酸度2.1、アミノ酸度1 .9というスペック。
滓酒(おりざけ)なので、いわゆる滓がらみのはずですが、瓶からグラスに注いだ時に思わず「えっ!」と声が出てしまいました!
外観はとにかく初めてみる色で、単なる白濁ではなく、玄米や土を思わせるブラウンの陰りがある濁りとなっています。
その原因は、生熟成。
なんと2013年3月に搾られた後火入れせずに長期熟成を経て、この2023年1月に瓶詰め出荷されたお酒のようです。
ラベルの記載ミスかと思いました。
10年間もの生熟成を経た日本酒は初めてです。
香りは酒粕感のある淡く優しい香り。
口に含むと、舌に滓の混じった感触はありつつもサラッとしたテクスチャー。
味わいは米の甘味と乳酸系の酸味で、酒粕の風味から、口上に酸味がキレます。
時を経て複雑さを超越し、自然に帰ったみたいな穏やかな味がしました。
貴重な経験をしました。
ご馳走様でした🍶
ポンちゃん
アラジンさん、おはようございます☀️
不老泉、味がのってからしかリリースされないとは聞きましたが、こちらは本当の生熟成ですね😳‼️しかも絞られたのは山根杜氏かも!飲んでみたかったです~😊
アラジン
ポンちゃんさん、こんにちは😃
ラベルでは横坂杜氏ですが、時期的には山根杜氏最後の年なので何らかの関与はされているかも。積み重ねた歴史をいただくことができて、とても幸運でした🍀