flos_lingua_est
蔵出しレビュー58
一年ぶりの濁ですが、今年は思い切って一升瓶で買ってみました!大好きな濁り酒を長く楽しむために、ドライな濁り酒を買えば変化少なく楽しめるというのが狙いです。笑
上立ちは穀物の香りくらいでかなり淡く弱いです。含んでもそれは変わらず弱いまま。
やんわりシュワシュワした口当たり。最初から穀物感と旨味。最後の方には多少なり酸味があって締めくくる。甘味は全っ然なくって、甘旨酸を飲み慣れている人からしたらほんと可愛げはありませんよ(笑)
ただ裏ラベルにある通り、山城屋は食中酒として飲んで初めて完成するお酒ですから食事と楽しみましょう!
濁りが多いので穀物感はけっこう強く、喩えるならご飯を食べているようなイメージです。これが食事と合いそうな予感を漂わせます。
鶏肉と山芋の中華炒め、ハンバーグ、麻婆茄子、焼き鳥(タレ)で飲んでみました。濃いめの味付けなのでご飯が食べたくなるのですが、その代わりがこのお酒になるんじゃないかと思います。…やはり食事に合いますね!出汁がきいた食事はいつもの清酒の山城屋が、こういった濃いめの食事にはこの濁がちょうどいいかなぁ。