flos_lingua_est
※まだまだ数ヶ月続きます去年の蔵出しレビュー
寒菊は個人的にはモノクロームと電照菊のおりがらみしか飲んだことはないのですがこちらが発売されてどうしても飲んでみたく、探したのですがなんと完売&完売。どうにか3軒ハシゴしてやっと見つけられました。やっぱり皆さん飲んでみたいんですね〜
開栓すると少しずつ瓶底からシュワシュワと泡が増えながら水面に上がって行きます。その動きに連れてにごりも浮き上がって行き、多くはやがてまた瓶底に舞い戻っていく様はさながら雪が降る景色。なんと美しいのでしょう。
口当たりはスッキリからのシュワシュワ元気な感触。酸味と甘味と旨味が少し強めに前に出てきます。それから意外にも苦味が出てきて最後は甘味を感じながら尾を引いていきます。2日目は甘味が少し抑えられていて個人的には好みです。てかめちゃくちゃ美味い。
甘味がしっかりしていて決してキレが良いお酒ではないですが、しかし雑味がないのでいわゆる優等生的でスッキリ綺麗で、どこか矛盾した印象を受けるお酒です。
日本酒初心者も納得のとても飲みやすいにごり酒です。入口としてはかなり優秀なのでは?