Kumakichi
初めて行った銀座の酒屋さんにて、店長さんの熱弁を聞いて試しに買ってみた一本が大当たりでした。
「酒造りの神様」の異名を持つ日本最高峰の醸造家の農口尚彦氏が米寿(88歳)の歳に仕上げた渾身の一本。CLASSIC EDITIONの四合瓶で5,500円と自分一人だったら購入するのに勇気がいる金額帯だったのですが、「これを飲んだら日本酒の見方が変わる」という店長さんの想いに乗せられて衝動買い。
ミーハーで人気のお酒ばかり探して飲んでいた私でしたが、この一本は今までに味わった事のない複雑な味の変化を楽しめました。
例えるならば、日本酒の味を表現するレーダーチャートが満点に近い味わいでしょうか?(語彙力なくてすみません)
一口目から舌先から豊潤な甘み、旨味を堪能した直後に、舌の左右に広がる心地よい酸、最後に舌の奥に広がる深みのある苦味と、喉元に残る気持ち良いアルコール感がたまらない味わいでした。
店長曰く、山廃や吟醸酒を世間に広めた「日本酒会の人間国宝」というだけあって、こだわり抜いた日本酒の味を楽しめました。
毎日飲むにはお高いのですが、時々原点回帰で飲み直したい一本でした。
初めての日本酒は田酒
コメントを見て、是非購入して味わいたいと思う一本になりました!
農口さんのことは知り合いの、変態日本酒好きから聞いていましたが、こちらのコメント、素晴らしいですね
Kumakichi
コメントありがとうございます。
日本酒まだ素人なのですが、この一本はとても考えさせられる一本になりました。初めての日本酒は田酒さんにとっても記憶に残る一本になっていただけたら嬉しいです。