こるね
<なめらかな 和梨の甘酸 極上香>
香りは、恍惚とする梨の甘さとほの苦さ。ほんと素晴らしい。
口に含むと、最初から和梨の甘味酸味、そしてほのかな苦味がぽわぽわ。フルーティーでジューシーで透明感があります。でも、ジューシーというには上品すぎて、透明というには印象がしっかり。苦味もくっきりあるのに、とても美しいです。幸せ~。
その幸福感が口の中で溶けていき、口の奥にほんのり苦味を残しつつ、含み香がふわあああ。でも、喉は通りません。通らないというより、なめらかすぎて通った感覚がない。口の中には確かにあったはずなのに、いつの間にか消えてるんです。このなめらかさが十四代様の真骨頂。後味も、何も残らず、ただ幸せの余韻だけがふわふわ浮いている。
ジブリで例えると「風立ちぬ」の菜穂子さん。ラストシーンで、二郎を迎えに来た菜穂子さんです。それまでの儚さは消えて、心からの笑顔を見せてくれています。
満足度:★★★★★
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