flos_lingua_est
ここ数ヶ月ずっと飲んでいる宮泉と冩楽。立ち位置としてはこれは秋酒になるのでしょうね。
宮泉銘醸のホームページに書いてある通り、上立ち香はリンゴのような爽やかなもので、含むとグレープフルーツのような柑橘系の酸をこれまた爽やかに感じます。全体的に何かの果実感を強く意識させられてとてもジューシー。
果実感という文字上の意味では"フルーティー"と言えるわけですが、皆さんの想像するいわゆるフルーティーとは違うと思います。というのも、宮泉らしく旨味はもちろんのこと味自体がそもそもかなり濃い〜からです。
この感覚を漫才に喩えるなら、しゃべくり漫才と言われてジャルジャル出された時の感じといいますか、字面として合ってるけどなんかキャラとか設定が濃すぎてちょっと違う気がする、みたいな。笑
純粋に酒単体で飲もうとした時に旨味・酸味・少しの苦味とともに"強さ"があるお酒だと思います。白身魚の刺身などの淡白なものだとバランスが崩れ易いので、中華の炒め物や黒酢餡など少し濃い感じのものが合うかと思います。