さけのわ飲んだ日本酒を記録して好みの日本酒を見つける
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kzsh1017製造されてから約一年ぶりの開栓。 どう変化しているか気になったが、クオリティを保っている。 流石にフレッシュさはないが、驚いた。 さて、前回の続き。 兵庫県は山田錦の産地。 昨年は米の出来が良かったようだ。 山田錦は米の粒が大きく、たわわに稔ると稲が重みで倒れる情景を見た方もいるだろう。 だが、ソガペールの酒米は美山錦であり、農薬を限定するとこれとは違った光景となるはずだ。 まず、稲の間隔をかなり開けないと病害虫が発生しやすくなる。 虫は手で取り除き、病気も弱い薬しか撒けない。 その薬はボルドー液を使用していると聞く。 明治生まれの祖父母が使っていたボルドー液。 祖父は85歳、祖母は102歳まで生きた。 このことからも安全性の高い農薬であることがわかるだろう。 小布施ワイナリーの使用米は、自社田、もしくは長野県産美山錦とのことだが、こういうことだ。 農薬が弱いため、万一自社田の美山錦の収量が足りない場合を想定しているのだ。 病気にかかっても、強い農薬は使わない。 これは、葡萄であっても、美山錦でも同じだ。 また、稲の管理は大変であり、葡萄との両方をこのような形で管理するのは厳しい。