ショーン
自分でさばいたイナダを肴に、ひろきの純米吟醸を注ぐ。
起:立ちのぼる香りは熟れたバナナのように柔らかく、口当たりはとろりと滑らか。
承:ひと口ふくむと、口いっぱいにジューシーな香りが広がる。バナナ系。
転:かつて飲んだ純米大吟醸の上品さとは異なり、この純米吟醸は力強く、魚の脂をかき消すほどのジューシーさが広がる。魚と酒 2つの味が交互に楽しめる。
結:喉を過ぎたあとに残る甘みは短く澄み、余韻にもう一度杯を重ねたくなる
――純米大吟醸の研ぎ澄まされた 味よりもこっちのジューシーでインパクトのある味の方が好きだ
★4.8