腐れ外道
2024年開幕戦は念願のSAKE界の征夷大将軍。畏れ多くも畏くもレビュー致します。
・ジャケ値‥8/10
王道である。このラベルを生で拝めるだけでありがたい。
・起‥19/20
吟香臭ムンムン。これはもう甘旨が満ちる。含みは舌先への中の上の酸。発泡感は無し。と、判断してるうちに蜜感(粘度無し)の充満。
・承‥19/20
パイナップル系昇華臭と舌に乗る甘旨はさすが。絶妙なバランス感覚に感嘆。粘度とクリアさの境界を見事に保つ。ジューシー過ぎず、軽過ぎず。ずっと舌で転がしてたい!
・転‥15/20
甘旨、味わい共に引きが早い。持続し過ぎるのもどうかと思うが、キレるのは早いと思った。否、これでバランスが取れるのか⁈いや、もっと甘旨と昇華臭が欲しい!考えが纏まらない…
・結‥14/20
醸造Alcは残念ながら後口の舌触りで感じてしまう。もっと灼けて良い。特に欲しいのは昇華臭。残るモノが有って良い!有ったら無敵!
・コスパ‥2/10
¥6,895購入。純粋に味わいを考慮したらこの採点。
・後評‥正直唯一無二感は無い。何か味わった事の有る味わいの構成…天賦で代用可では?
●77点
腐れ外道
初速は非常に纏まりが有り、旨さ、美しさが凝縮され噂通りの味わい。しかし、終速の落ち着き様が不満。僅かに香る終盤の昇華臭がブワっと来ればと悔やまれる。純米ならどうだ?重ねて言うが唯一無二の味ではない。
腐れ外道
温度が上がると、前後半の良さが逆転。初速がダレる代わりに終速の「モワっと感」が増してクリア&マイルドな印象に。昇華臭も多少増す。
全ては入手困難さのせい。同レベルのSAKEは確実に身近に有る‼︎
腐れ外道
こ、コレは常温で発揮するヤツか⁈温度が更に上がると甘旨はそのまま(円味は増す)で、フィニッシュの灼け感が更に増す。醸造Alcも気にならなくなる。
花冷え以降で+7点。